アパートの騒音を感じている場合、我慢できる程度なら良いのですが、どうにも我慢できないような騒音もありますよね。
アパートの騒音では両隣から感じる騒音がありますが、上の階からの騒音に悩まされることも多いようです。
ただ、騒音があるからと言ってどのように対処すれば良いのか悩む方も多いことでしょう。
逆恨みされても怖いので、適切な対応を心掛けたいものです。
こちらでは、上の階がうるさい場合の対処法をご紹介します。
アパートで起きがちな騒音トラブル!なぜ起きる?
アパートに住んでいれば、騒音トラブルは常に起きてしまうものかもしれません。
木造のアパートでは特に、構造上音が響きやすいことがありますので、他人の音だけでなく自分が発する音にも注意して生活する必要があるでしょう。
しかし、アパートではそのようなことを気にせずに生活しているような方がいるのも事実です。
そのため、騒音トラブルが絶えないという結果になってしまうのですね。
アパートでは、隣の住人同士のトラブルや、2階の住人が1階の住人の迷惑になることが多いようです。
壁1枚挟んでのアパートでは、隣同士の部屋では音が筒抜けのように感じることもあるでしょう。
2階建てのアパートでは、上の階の住人は自分よりも上の階に人が住んでいないことから、音に対して少し無頓着になっている方もいらっしゃるようです。
自分が上の階からの音に悩まされていないのであれば、下の階の人が騒音を訴えても分かってもらいづらいこともあります。
何ともやっかいなアパートの騒音問題ですが、どのように対応すれば良いのでしょうか?
アパートの上の階がうるさい!騒音トラブルで避けたい直談判
アパートで起きる騒音トラブルですが、騒音を受ける側からすると、何とも耐え難い毎日に悩まされていることでしょう。
怒りをずっと我慢していると、怒りが積もりに積もって爆発してしまうことも考えられます。
そして、騒音主である上の階に怒鳴り込みに行ってしまう方もいらっしゃるようですが、これは一番やってはいけない方法になります。
たとえ上の階の人に非があったとしても、いきなり怒鳴り込まれては素直に聞く気持ちも吹っ飛んでしまうというものです。
人によっては逆切れされてしまうこともあるでしょう。
また、上の階に住んでいることによって、下の階にそれほど音が響いていることに単純に気づかないような場合もあります。
故意に音を出している場合は論外ですが、上の階の人に騒音を出している自覚がない場合、苦情に対しても納得し難いことになってしまうかもしれないのです。
他にも、実際に対面してうまく言葉が出てこないことも考えられます。
突発的に苦情を伝える直談判の方法はうまくいかないことが多いですので、まずは避けられることをおすすめします。
まずは騒音の証拠集めから!上の階の騒音を記録
アパートで上の階の騒音に悩まされている場合、誰に伝えるにしろ、どのような騒音か具体的に分かっていたほうが話が進めやすくなります。
気がついたときは、実際に起きている騒音に対して、メモなどで記録をしていきましょう。
記録する内容は、以下の通りです。
〇日付・時間を記録する
騒音がいつ起きているのか把握するためにも、日付や時間を記録しておくことは大切です。
もし、起きやすい頻度があればそれを報告することができます。
〇どのような騒音か記録する
もし騒音の音がどのようなものか分かるのであれば、それを記録しておきましょう。
上の階の騒音で多いのが、足音・戸の開閉・椅子の音・子供の騒ぎ声などです。
〇録音できるなら録音を
騒音を録音できるのであれば、それは確かな証拠となりますので、録音も一緒に行うと良いでしょう。
〇騒音が起きているときの心情も書き留める
騒音の事実だけでなく、騒音が起きているときに感じる自分の心情も書き留めておくことも大切です。
騒音によって、どれだけ切迫した状況に陥っているのか分かってもらうことができます。
上の階の騒音を誰に伝える?まずはアパートの管理会社へ
アパートでの騒音問題、上の階の人に直談判するのは厳禁ですが、それでは誰にまずは相談するのが良いのでしょうか?
それは、アパートの管理会社です。
アパートの管理会社に間に入ってもらうことによって、感情的にならずに第三者を通して苦情を伝えることができます。
その時に、前項でお伝えした記録を取ったメモを用意して電話するようにしましょう。
具体的にどのような騒音があるのか分かれば、管理会社のほうでも対処がしやすくなります。
管理会社のほうでは、まず相談元の素性を明かさずに、騒音主にそれとなく対応することが多いようです。
相談内容によっては誰が苦情を言っているのか分かってしまう場合もありますが、できるだけ穏便に話を聞いてもらうよう進めていきます。
察しの良い住人であれば、自分が騒音を出していることに気付いてくれて、管理会社に言われて以降、騒音が改善する場合も数多くあるようです。
気を付けたいことは、あくまでも騒音がなくなることが目的であって、誰が犯人でその人物を罰することが目的ではないということです。
お互いが納得いく形で問題が解決するよう、管理会社にまずは任せる必要があるでしょう。
自分でできる対策と上の階の人にしてもらう対策
アパートの上の階の騒音が気になっている場合、自分でもできる対策法を行ってみましょう。
【自分でする対策】
〇耳栓をしてみる
音の全てをシャットアウトすることはできませんが、耳栓を使うことである程度音を小さくすることは可能です。
根本的な解決には結び付きませんが、多少なりとも気が紛れるアイテムとして使ってみてはいかがでしょうか。
〇好きな音楽を聴いてリラックスする
騒音が気になり苛立ってしまっている場合、自分の好きな音楽を聴いてリラックスしてみてください。
ヘッドホンなどを使って聴くとより集中して音楽を楽しむことができるかもしれません。
〇外に出掛ける
家にいる時間が長い場合、上の階の音が常に気になってしまうことでしょう。
特に用はなかったとしても、外に出掛ければ一時的でも騒音から離れることができます。
【上の階のひとにしてもらう対策】
これは、管理会社を通してお願いしてもらう形になり、必ずしも受け入れてもらえるとは限りませんが、一つの提案として伝えてみましょう。
〇スリッパを履いてもらう
〇防音マットを敷いてもらう
最終的にはこうするしかないかも!引っ越しでスッキリする
アパートの騒音問題は、管理会社によって穏便に解決する場合も多いようですが、実際にはこじれてしまい、問題が長引いたり、全く解決しなかったりというような場合もあります。
こうなってくると、上の階の住人の人間性の問題である可能性もあり、騒音を改善させることは難しいかもしれません。
そのような場合、最終的には引っ越しをする方法が一番手っ取り早く解決させる方法と言えるでしょう。
実際に上の階の住人との騒音トラブルで疲れ切ってしまい、引っ越しをした方もいらっしゃいますが、心底スッキリし、快適な生活を送られているようです。
上の階の住人の人間性を早くに見極めることが大切にもなるでしょう。
一向に改善しないひどい騒音がある場合には、そのアパートでの生活はもう諦めて、引っ越ししてしまっても良いかもしれません。
アパートの上の階の騒音!最終的には引っ越しも視野に
アパートの上の階の住人の騒音で悩まされている場合、直談判は避けられたほうが賢明でしょう。
まずは、管理会社に相談し経過をみてください。
その際、管理会社へは証拠として、騒音に関してのメモや録音を提出することをおすすめします。
耳栓をするなど自分なりの対処法もありますが、どうしても我慢できないような場合、引っ越しを視野にいれることも必要でしょう。