接道が私道だったら持分が重要!価格はあってないようなもの

土地や建物を購入するとき、広さや利便性、日当たりなどが気になりますよね。

それと同じくらい気にしてほしいのが、土地に接している道路です。

どのような道路に接している土地であるのかが、実はとても重要なのです。

もし接道が私道だったとしたら、私道の持分を得ておくことをおすすめします。

しかし、私道の価格は「○○円」という設定が難しく、あってないようなものです。

私道に接した土地や建物の売買に際して、注意してほしいことをまとめました。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

幼稚園児による駐車場トラブル!こんなことに気を付けよう!

自分の足で上手に歩けるようになってきた我が子には、日々の成長を感じることでしょう。とくに、幼...

その私道はだれのもの?通行権がないと車が通れないかも!?

車で道路を走るときに、その道路が公道か私道かについて考えている方は少ないのではないでしょうか。...

入居物件はベランダに洗濯機置き場が!?排水溝問題に注意!

賃貸物件の中には洗濯機置き場がベランダに用意されているケースがあります。このようなケースの場...

会社の家賃補助は同棲でも続けられる?二人とも受けられる?

賃貸物件に住んでいる方は、会社から家賃補助を受けている場合がありますよね。それでは、今まで一...

住所を正式に書くときの書き方について

郵便、契約書、招待状の返信等、日常において名前と住所の記載を求められるケースがありますよね。名...

住所を相手に教えたくない!それでも荷物を受け取る方法とは

通信販売などで商品を購入する場合などに、自宅の住所を書くとその後、「頻繁にDMが届くようになる」...

意外と知らないBSの話!契約やアンテナ設置についてご解説!

BSについて、どの程度ご存知ですか?BS(BSデジタル放送)は、人工衛星を利用した放送です。...

住宅購入を後悔しないために!買って後悔したパターンを紹介

家庭を持つと誰もが一度は検討するのが、マイホームの購入でしょう。「持ち家派」か「賃貸派」かと...

トイレに換気扇がない場合!後付けのポイントや費用について

トイレは毎日しっかりお手入れしないと、「ん?なんか臭う…」なんてことにもなりかねません。嫌な...

増築をしたけど何の登記をしたらいいの?費用はどのくらい?

既に所持している家を増築するという場合には、それに合った登記をする必要があります。しかし、ど...

窓に隙間テープを取り付けて防音効果を実感しよう!

「隙間テープ」は、使ったことがなくても名前を聞いたことがある方は多いアイテムかと思います。防寒...

借主が貸主から敷金を返金された際の領収書の書き方は?

賃貸借契約において、敷金を預け入れる場合が多いですよね。敷金は、貸主の担保としての性質のもので...

窓を外から見えない状態にするには?5つの方法をご紹介

部屋の中はプライベート空間ですので、できれば窓を外から見えない状態にしたいですよね。窓を通し...

管理会社から賃貸物件を直接借りるとメリットがいっぱい!

管理会社から直接賃貸を借りると、仲介手数料が無料になるなど、巷には多くの噂があります。そもそも管...

部屋の防音対策!ドアの隙間を埋めるなどの対策法

特に賃貸に多いのが、騒音トラブルですよね。人の話声や、足音、ドアの閉まる音など、数えたらきりがあ...

スポンサーリンク

私道に接した土地に建物は建てられる?

道路には、公道のほかに私道があります。

私道とは個人や民間企業が所有している道路のことです。

私道というと砂利道だったり、近隣に住んでいる人しか通れない袋小路だったりするイメージがあるかもしれません。

しかし、中にはきちんとアスファルト舗装された私道もあります。

しかも、私道であっても建築基準法で道路として認められていることもあります。

建築基準法で認められている道路であれば、私道であってもその道路を接道として建物を建築することが可能なのです。

しかし、他人の土地を経由しなければ往来できない土地は、将来建て替えなどができないなどのリスクが生じます。

もし、土地や建物の購入をご検討であれば、接している道路がどのようになっているのかをしっかりと確認しましょう。

きちんと舗装された道路に見えるからと言って、それが公道であるとは限りません。

土地や一戸建てを購入する際には、接道は確認するべき重要事項なのです。

一般的に、私道が接道になっている土地や建物は、私道の持分が一緒に含まれていることが多いです。

その際、私道に関しては、実際には価格はないようなものです。

しかし、この私道の持分がとても重要な存在であるのです。

持分がないと通行や埋設、掘削にも許可が必要になる?

道路には、通行だけでなくほかにも役割があります。

先ほどもお伝えした通り、私道であっても建築基準法で認められた道路であれば建物を建てることができます。

しかし、建物には生活するための設備が必要です。

例えば、上下水道やガス、電気、通信網などです。

上下水道管やガス管は道路に埋設しなければなりません。

もし私道の持分がなければ、私道の持ち主に管の埋設許可や掘削許可の承諾を取らなければならないのです。

場合によっては、私道の使用料を請求されることも考えられます。

私道の持分を持っていれば、ほかの私道共有者もお互いさまなのですから、承諾がもらいやすい場合が多いようです。

通行するにも心配があります。

もし私道の所有者が変わってしまった場合、突然車両の通行を禁止されたり通行料を請求されたりすることもあり得ます。

このような通行料の価格はあってないようなものなのですが、請求されてしまうと払わざるを得ないですよね。

私道の持分があるかないかというのがとても重要であることがお分かりいただけたかと思います。

土地の価格に影響を与えることも?持分がない私道のリスク

私道に接した土地に建物を建てる際の注意点を以下にまとめました。

■通行許可

私道は他人の土地ということになりますので、通行の許可が必要になります。

しかし、その私道が位置指定道路になっている場合は通行は基本的に拒否できないといわれています。

位置指定道路は、道路としての公共性が認められているからです。

しかしながら、自動車の通行に関しては明確な決まりがあるわけではないようです。

私道の所有者が自動車の通行を制限すれば、その主張が通る場合も考えられます。

■掘削許可

建築確認がおりたとしても、私道所有者から掘削許可が得られなければ建物は建てられません。

水道もガスも入れることができないからです。

こういったことが土地の価格に影響を与えることもあります。

■私道所有者が変わる

将来、相続や売買などによって私道所有者が変わることもあります。

建て替えや土地の売買の際に、新しい私道所有者と連絡が付かないと、土地が宙に浮いてしまいます。

相続の場合、相続人が遠方だったり複数世代にわたったりしてしまうと、連絡を取るのも大変です。

こういったトラブルは住み始めてすぐには顕在化してきません。

のちのちになってわかる問題ですので、やはり私道の持分を得ておくのが安心です。

高い価格の買い物だから書類を取り交わしておこう

前項でご紹介したように、私道に接している土地に住宅を持つことにはリスクがあります。

土地や建物の売買は高い価格になることがほとんどなので、慎重になるのは当然です。

持分がない状態で、こういったリスクを回避し私道の通行や掘削・埋設を行うためには、あらかじめ私道所有者の承諾を得ておくのがベターでしょう。

通常、「私道の無償通行・掘削承諾書」という書類を取り交わします。

・該当地の所有者・関係者は、接している私道を自動車を含め自由に通行できる
・該当地に上下水道管・ガス管など生活に必要な設備を埋設する際、その私道を無償で掘削できる
(その際私道の復旧は該当地所有者の負担で行う)
・該当地所有者、私道所有者が変わる際に、上に記載の2点を承継する

主にこのような内容の書類になります。

こういった承諾書を取り交わしておくと、安心して土地を購入することができますよね。

また、土地や建物を売りたいという場合にも有利です。

分筆して持分を得ておくのがおすすめ!価格は交渉次第

前項のような方法であれば接道が私道であっても土地を売買しやすくはなりますが、やはりベストなのは私道の持分を得ることです。

それでは、どのようにして私道の持分が得られるのでしょうか。

通常、土地は「筆」という単位で分けられています。

私道の筆がどのようになっているのかはケースバイケースですが、私道が一筆だとして、それを分筆して持分を購入するケースを見てみましょう。

・私道所有者と売買について合意する(価格・面積・方法など)
・私道を測量する
・境界が確定したら分筆の手続きをする
・分筆完了後、売買契約をする
・支払い、登記をする

測量や境界確定などの手続きが必要になるため、測量士への依頼などお金がかかることがあります。

私道持分の価格については交渉次第となることが多いようです。

共有割合で持分を得る方法と私道売買の注意点

前項の分筆して私道の一部を持分として持つ方法のほかにも、私道全体の権利を共有割合の持分として得る方法があります。

共有割合(△△分の○)という持分になります。

・私道所有者と売買について合意する(価格・共有割合・方法など)
・売買契約をする
・支払い、登記をする

測量がない分、前項の分筆する方法よりもシンプルな手続きになりますね。

私道の持分を売買する際に気を付けたいのは、抵当権、根抵当権、差押などの登記がされていないかどうかです。

もしこれらの登記がされているようでしたら、抹消してもらう必要があります。

しかし抹消するのは簡単ではありません。

事前に調査しておくことをおすすめします。

分筆や測量が困難で契約が白紙になってしまうことも考えられます。

そのため、売主と買主に悪意がない場合は損害賠償や違約金が発生しないよう、契約書に白紙解約条項を記載しておくことでトラブルを回避しましょう。

心配でしたら仲介会社に入ってもらうのもおすすめです。

将来に不安を残さないために

普段、道路は通行するだけなので公道か私道かなどと考えることはあまりありません。

しかし、土地や建物を購入する場合は、接している道路についてよく確認すべきです。

もし、接道が私道であったなら、毎日の通行や生活に少しでも心配を残しておかないために、私道の持分を得ておくほうが良いでしょう。

私道の持分が得られないのであれば、土地や建物の購入を再検討するのもひとつの手です。