賃貸物件の窓でルーバー窓に網戸がない!そのときどうする?

ルーバー窓は換気が必要な場所に取り付けられていることが多く、お風呂やトイレなどがその代表的な場所と言えます。

しかし、お住まいの賃貸物件のルーバー窓に網戸が付いていないこともありますよね。

換気用とはいえ、網戸が付いていなければ、隙間から虫などが入ってくる恐れがあります。

できれば、虫などの侵入は防ぎたいところでしょう。

記事では、賃貸物件のルーバー窓に網戸がついていない場合の対処法をご紹介します。

ルーバー窓ってどういう窓?

賃貸物件だけでなく、一戸建てでも見かけることが多いルーバー窓。

ルーバー窓とは、横に細長い形状のガラスが重なっている窓のことで、窓の開閉はガラスをブラインドのように回転させて行います。

設置場所としては、お風呂や洗面所・トイレなどが挙げられ、換気機能が主な目的です。

角度の調節によって換気が可能になり、雨などが入り込むことも防ぎます。

窓ガラスは曇りガラスとなっており、角度によって目隠し効果があるため、昔からよく使われている窓ガラスになります。

お風呂やトイレなどは外からの視線が気になりますので、こういった形の窓は好んで付けられていたのですね。

しかし、換気が目的のせいか、ルーバー窓には網戸が付いていないことが多いようです。

一戸建てに付ける場合でも、網戸はオプションですと言われた方もいらっしゃるようですから、網戸がないということもあるのです。

ただ、ルーバー窓は換気目的とはいえ、全開状態にすれば虫が容易に入ってくることが考えられます。

虫の侵入を避けたいのであれば、網戸を取り付けることでその心配がなくなります。

ルーバー窓に網戸を付けたい!誰に連絡?

賃貸物件への入居を決める際、ルーバー窓があることは分かっていたとしても、網戸が付いているかどうかまでは確認していない方が多いのではないでしょうか?

網戸が付いていないと気付いていたとしても、換気用だから問題ないだろうと思ってしまった方もいらっしゃるかと思います。

しかし、入居してから「網戸を付けたいな」と思う方もいらっしゃいますよね。

この場合、網戸を付けたいからといって勝手に付けることは厳禁です。

設置に傷を付けないようなタイプの網戸なら問題ないかもしれませんが、設置のためにくぎなどで固定した場合は、退去時に撤去が求められるとともに、傷つけた部分の修理代が請求されることがあるからです。

借主には部屋を原状回復する義務がありますので、敷金からその分が差し引かれることになりかねません。

そうならないために、網戸を付けたいのであれば、まずは管理会社に連絡をしましょう。

賃貸物件は貸主のものですので、設備などを変更したい場合には、必ず賃貸物件を管理している管理会社への連絡が必要です。

網戸の必要性が伝われば設置してもらうことができると思いますが、費用をどちらが負担するかは管理会社の判断によるでしょう。

ルーバー窓に付ける網戸!どういうタイプになる?

ルーバー窓に網戸を付けたい場合、どういうタイプになるのでしょうか?

ルーバー窓は閉じているときは問題ありませんが、換気のために窓を開いた場合、外に出っ張りができます。

掃き出し窓のようなタイプの窓では網戸が一番外側に付いていますが、ルーバー窓は窓ガラスが外に出っ張るため、そのような付け方はできません。

もし、網戸を付けるとしたら、ルーバー窓の内側に付けることになるでしょう。

この際気を付けなければいけないのは、ルーバー窓を開閉するレバーを覆ってしまわないことです。

レバーを覆ってしまえば、窓を開閉することができなくなってしまうからです。

業者の方に頼むのであれば問題ないと思いますが、ルーバー窓への網戸は、付ける位置や付け方に注意が必要になるでしょう。

手作り網戸に挑戦!マジックテープを使おう

ルーバー窓に網戸がないけど、前項のお話から管理会社に連絡しないで自分で解決できる方法はないかと感じた方もいらっしゃると思います。

管理会社に連絡した場合、網戸の設置はしてもらえたとしても、費用はどうなるかは分かりませんよね。

この場合、自分で網戸を作ってみる方法を試してみてはいかがでしょうか。

マジックテープを使えば、窓枠を傷つけることもなく網戸を設置することができます。

■マジックテープで網戸の作り方

【材料】

・網戸
・マジックテープ
・マスキングテープ

【作り方】

①窓枠にマスキングテープを貼る

マスキングテープを使うことによって、窓枠を傷つけずに済みます。

②マスキングテープの上に、片方のマジックテープを貼る

③網戸を窓枠の大きさにカットする

④カットした網戸に、もう片方のマジックテープを付ける

⑤マジックテープ同士を合わせて取り付ければ完成

マジックテープを使えば、レバーが網戸で被ってしまっていてもマジックテープを剥がして開け閉めすることが可能になります。

簡単にできますので、試してみてはいかがでしょうか。

考えてほしい!ルーバー窓の問題点

賃貸物件でルーバー窓に網戸を取り付けたい場合、マジックテープを使って解決する方法をご紹介しました。

マジックテープの網戸によって、蚊などの虫の侵入を防ぐことができるかもしれませんね。

しかし、ルーバー窓は虫の侵入以外にも、泥棒に侵入されやすいことをご存知でしょうか。

ルーバー窓は、レバーを回すことによって開閉しますが、鍵などは付いていません。

窓を外から簡単に動かすことが可能なのです。

そして、ルーバー窓のガラスは、留め具で固定されているだけの簡単なものであることが多く、留め具を外すだけで簡単にガラスを外すことができます。

鍵がなく、ガラスも簡単に外せるとなれば、泥棒が目を付けないわけがありません。

侵入するにも5分とかからないようですので、泥棒に狙われやすい窓だと言えるでしょう。

最近では、防犯上の問題を考えて、一戸建てや賃貸ではあまりルーバー窓は使われなくなってきています。

お住まいの賃貸物件にルーバー窓が付いているのであれば、防犯上のことを考えて何らかの対策を施したほうがいいかもしれません。

防犯性を高めるなら!ルーバー窓に面格子をつける方法も

今住んでいる賃貸物件でルーバー窓が付いているのであれば、網戸を付けることによって虫の侵入を防ぐとともに、泥棒の侵入を防ぐための防犯対策について考える必要があるでしょう。

前項でもお伝えしましたが、ルーバー窓は防犯性が非常に低い窓となるため、簡単に泥棒の侵入を許してしまう可能性があります。

もし、ルーバー窓の防犯性を高めたいのであれば、窓枠の外に面格子を付ける方法があります。

面格子は、防犯対策として一般的にもよく付けられています。

しかし、忘れてはいけないことは、面格子を付けたからと言って万全というわけではない、ということです。

面格子を付けても、ドライバーなどがあれば外すことは可能です。

ただ、面格子を外しルーバー窓のガラスも外すとなると2重の手間となり、面格子が付けてあれば時間稼ぎをすることができます。

泥棒は5分以内の侵入が多いことを考えても、時間がかかるような面格子は有効だと言えるでしょう。

なお、賃貸物件に面格子を付けたい場合、網戸の場合と同様に、管理会社などに連絡することが必要です。

賃貸のルーバー窓!網戸の取り付けは管理会社に連絡を

賃貸物件でルーバー窓があり、網戸が付いていないために網戸を取り付けたい場合には、管理会社にまずは連絡しましょう。

その際、費用はどちらが負担するかの確認はしておきましょう。

網戸を手作りで簡単に作る方法もご紹介しましたので、そちらを試してみるのもおすすめです。

ただ、ルーバー窓で一番心配なのは、防犯性の問題です。

面格子は防犯性を高める効果はありますが、面格子を付ける場合も管理会社への連絡は必ず行ってくださいね。