駐車場の床塗装・白線引きがしたい!DIYでのやり方を伝授!

「自宅の駐車場を塗装してみたい!」という、DIY好きな方はいらっしゃいませんか?

自分で作業すれば、そのぶん施工費用を抑えられます。

そこで今回は、下地調整のやり方から塗装手順などを、順にご紹介していきます。

また応用編として、白線引きのやり方も取り上げますから、ぜひ参考にしてみてください。

駐車場のDIY塗装は必要?まずは下地調整から!

ご自宅の駐車場がコンクリートなら、DIYでの塗装補修を考えてみてください。

メンテナンスが必要だと判断できる目安は、以下の通りです。

・表面が劣化している(ガタつき、ひび割れ)
・粉っぽくなっている
・色あせている
・古い塗料が剥がれている

このような症状があるなら、そろそろ塗装しておくべき時期かもしれません。

駐車場の見栄えが悪いと、家全体のイメージダウンにつながってしまいますから、早めに補修しておきたいところですよね。

きれいに塗装していく前に、まずは下地調整からはじめましょう。

下地調整とは、塗装前の下準備のようなものです。

剥がれかかっている古い塗膜があるなら、サンドペーパーなどで取り除いておきましょう。

そのほかに、汚れが気になるときは、水を流しながらデッキブラシでこすってみてください。

駐車場は、砂やホコリ、苔、カビなどが付着しやすいです。

きれいに掃除できたら、しっかりと乾かしておきましょう。

ちなみに、油分汚れは「ペイントうすめ液」で落ちますし、カビ汚れなら市販の「カビ取り剤」で対処してみてください。

駐車場の下地調整!ひび割れはどうする?

汚れを落とせたら、次は、ひび割れや凹みの補修をしておきましょう。

こちらもDIY可能な作業です。

駐車場は、重量のある車が毎日出入りする場所ですよね。

負荷がかかりやすいので、ひび割れは起こりやすいと言えるでしょう。

モルタル系の補修材を用意すれば、コンクリートのひび割れは直せますが、できれば強度の高いものを選んでください。

「高強度」とうたっている製品がおすすめです。

その使い方は、製品ごとに異なり、水を加えて施工するものや、そのまま注入できるものなどさまざまです。

細かなひび割れ程度でしたら、ノズルタイプのものが便利でしょう。

補修箇所の大きさに合わせて製品を選び、隙間を埋めてください。

駐車場の隙間を埋められたら、養生と下塗りも行なっておきたいところです。

塗料をつけたくない箇所には、養生用のマスキングテープを貼ってください。

そして、表面には「シーラー」を塗っておきましょう。

シーラーとは、下塗り塗料のことです。

コンクリートは、塗料の吸い込み量が多いので、塗装面を整えるためにも塗っておくのがおすすめです。

このひと手間で、仕上がりに差が出てきます。

(※塗料によっては、シーラー不要なものもあります)

いよいよ駐車場のDIY塗装!作業に必要なもの・注意点は?

下地調整と養生、シーラーの下塗りができたところで、いよいよ駐車場の塗装作業に取りかかります。

DIYなので、道具もすべて自分で用意していきます。

塗装時に必要なものは、以下の通りです。

・コンクリート床用塗料(水性)
・刷毛
・ローラー
・ローラーバケツ
・ポリ手袋

これらは、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。

コンクリート床用塗料にもさまざまな種類がありますが、水性塗料は乾燥が早く、比較的手軽に扱えます。

塗りにくいときは、少量の水で薄めてください。

そして、刷毛やローラーは、数種類のサイズを揃えておきましょう。

小さめの刷毛は、塗りにくいコーナー部分などに適しており、大きなローラーは広い面に適しています。

塗装の準備が整いましたら、いくつかある注意点にも目を通しておいてください。

●降雨が予想される日の塗装は避けるようにする

●均一に塗るよう心がける

●一気に塗ろうとしない

●乾燥してから修正する

駐車場塗装の作業手順をご紹介!

それでは、駐車場塗装の作業手順を見ていきましょう。

作業ごとに、そのポイントもお伝えしていきます。

塗料の刺激から肌を守るためにも、まずはポリ手袋を装着しましょう。

【作業手順】

①塗料はかき混ぜておく

塗装をはじめる前に、塗料を混ぜておきましょう。

底から混ぜるようにすると、均一になります。

②端・コーナーから塗っていく

前述したように、細かい部分の塗装には小さい刷毛を使います。

真ん中からではなく、端のほうから塗っていきましょう。

③広い面を塗っていく

広い面には大きな刷毛やローラーを使います。

塗料を入れたローラーバケツを用意し、ローラーに十分な塗料を含ませてください。

ゆっくり塗っていくと、失敗しにくいです。

④塗料が乾く前に養生を外す

下準備で貼ったマスキングテープを剥がします。

塗料が乾く前に外すことがポイントです。

⑤完全に乾かす

乾燥時間の目安(水性塗料の場合)は、夏期なら30~60分程度、冬期なら2~3時間となります。

これで作業は完了です。

DIYに慣れていない方は、慎重に作業していきましょう。

駐車場の白線引き!準備すべきものは?

駐車場の塗装方法は、お分かりいただけたでしょうか。

ここからは、白線引き(アスファルト向け)のやり方についてお話ししていきます。

DIYでの白線引きには、市販の「道路線引き用塗料」を使用します。

準備するものは、以下の通りです。

・道路線引き用塗料
・メジャー
・チョーク
・チョークリール
・マスキングテープ(粗面用)
・刷毛
・ローラー
・ローラーバケツ
・ポリ手袋

上記は、白線の位置決めからはじめるときを想定しています。

道路線引き用塗料は、白色以外にも黄色などのカラーバリエーションがあります。

使用環境やお好みで選んでみてください。

準備すべきものの中で、聞き慣れないのは「チョークリール」でしょうか。

チョークリールとは、位置決め線をつけるときに使用する工具です。

糸にはチョークの粉末がつきます。

大体1,000~2,000円前後で販売されていますので、白線引きをするなら、ぜひ手に入れておきましょう。

DIYでも大丈夫!白線引きの作業手順

それでは、駐車場の白線引きのやり方をご紹介します。

コンクリート塗装のときと同様に、天気の晴れた日に行ないましょう。

また、ポリ手袋で手を保護することも忘れないでください。

【作業手順】

①白線の位置決めをする

駐車場の広さや車の大きさ、白線の太さなどを考慮しながら、メジャーでサイズを測り、位置を決めましょう。

中型車が入る区画は、全長4.8メートル、全幅1.7メートルが目安です。

②位置を線にする

両端にチョークで印をつけたら、チョークリールで真っ直ぐ線を引きます。

③マスキングテープを貼る

線に合わせてマスキングテープを貼ります。

(※二重になったマスキングテープの枠内を塗装するイメージです)

④白線塗料を塗る

塗料をローラーバケツに入れてから、ローラーで塗っていきます。

マスキングテープからはみ出さないように塗ってください。

塗り残した部分は、刷毛で塗ります。

⑤塗料が乾く前に養生を外す

徐々にマスキングテープを剥がしていきます。

⑥完全に乾かす

このとき、「立ち入り禁止」という張り紙をしておくと安心です。

これで作業は完了です。

「これならDIYでもできそう!」と思えたでしょうか。

真っ直ぐな線を引くために、二名以上で作業するのがおすすめです。

駐車場塗装・白線引きはDIYでも可能!

駐車場の劣化が見られるようなら、自分でメンテナンスしてみるのもいいでしょう。

簡単な塗装をするだけでも、その印象は大きく変わります。

用意すべき道具はいろいろとありますが、次回塗装するときにも利用できます。

また、少し難易度は上がりますが、アスファルトの白線引きにもぜひチャレンジしてみてください。

思ったよりも、簡単にできるかもしれません。