新生活に向けて、これからアパートを借りる方もいることでしょう。
そのとき、「1階と2階だったらどちらが良いのだろう」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アパートの1階と2階、それぞれに住むメリットなどのご紹介をしていきます。
お部屋探しの参考になれば幸いです。
賃貸アパートでは1階と2階、どちらが人気?
これから新生活をスタートさせる方もいるのではないでしょうか。
そのときに一人暮らしをはじめる方もいるかと思います。
一人暮らしとなれば、まずはアパートを借りますよね。
アパートを借りるときは、
・家賃
・立地
・日当たり
・防犯
・収納
などの条件をもとに、選んでいくことでしょう。
人それぞれ選ぶ条件は違いますが、その中の1つに「何階の部屋か」ということも挙げられます。
中には「1階の部屋は絶対に嫌!」という方もいるかと思います。
実際に筆者もアパートを選ぶときは、1階の部屋はなるべく避けるようにしてきました。
口コミサイトなどをのぞいてみても、1階よりも2階のほうが良いという意見が多いようです。
しかしながら、「1階のほうが良い」という意見も少なくありません。
では1階と2階、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。
次の項からお伝えしていきましょう。
アパートの1階に住むメリットとは?
借りるアパートの部屋を1階にするか2階にするか悩んでいる方は、それぞれのメリットを知っておくと選びやすくなるかもしません。
はじめは、アパートの1階に住むメリットからお伝えしていきましょう。
●家賃が安いことが多い
アパートの1階は、2階の家賃と比較すると安く設定されていることが多いです。
数千円安くなっていることが多いので、家賃を抑えたい方は1階がおすすめです。
●移動が楽
1階なので当然、階段を昇り降りする必要はありません。
意外と面倒なごみ捨ても、1階であれば楽に行えるでしょう。
特に忘れ物をしやすい方であれば、1階の部屋であればすぐに取りに行くことができますよ。
引っ越し作業をする際も、1階のほうがスムーズに行いやすいです。
●自分の足音を気にしなくて良い
アパートでは騒音問題に悩まされることが多いと聞きます。
足音も下の階に響きやすいそうですが、1階であれば気にしなくて良いメリットがあります。
以上のメリットのほか、アパートによっては庭を使用できる場合もあります。
ちょっとした物置を置くこともできるので、庭が使えるととても便利です。
2階に住むメリットもチェックしておこう!
次は、アパートの2階に住むメリットについてお話しします。
●防犯性が1階よりも高い
やはり2階よりも1階のほうが侵入しやすいため、2階のほうが防犯的には良いかもしれません。
通行人に室内の様子を見られる心配も少ないです。
●日当たりが良い・風通しが良い
日当たり・風通しが良いことも2階のメリットの1つといえます。
風通しが良いと、室内の湿度も軽減されるので、洗濯物が干しやすくなります。
●2階建てのアパートであれば上の階の音を気にしなくて済む
2階建てのアパートであれば、2階が最上階です。
最上階であれば、上の階から足音などが聞こえずに済むので、ストレスなく生活ができるでしょう。
●虫が出にくい
2階でも虫が室内に入ってくることはありますが、1階よりも少ないです。
1階は地面に近いこともあり、アリやムカデが出ることもあります。
2階にアリなどが入ってくることは少ないですから、虫が苦手な方は2階を選ぶことをおすすめします。
1階と2階、それぞれにはデメリットも…
アパートの1階と2階、それぞれのメリットについてお伝えしてきましたが、両者ともデメリットになる部分もあります。
ここでお伝えしますので、デメリットもチェックしたうえで、どちらにするか選んでみましょう。
【1階のデメリット】
●防犯面に心配
部屋によっては、通行人に室内を見られてしまうこともあります。
●日当たりが悪い可能性がある
日当たりが悪いことで、洗濯物が干しにくいことも多いです。
●虫が部屋の中に入りやすい
●上の階の足音が聞こえやすい
●湿度が高い(アパート環境によって左右される)
【2階のデメリット】
●階段の昇り降りが面倒
●下の階に足音などが伝わらないか心配
●洗濯物が下に落ちる可能性もある
●荷物を運ぶときに大変
引っ越し会社などに依頼せず自力で引っ越しを行う場合、荷物を運ぶのに苦労するでしょう。
●1階より家賃が高いことが多い
以上などが挙げられます。
ここまで、アパートの1階と2階、それぞれに住むメリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、これからアパートを借りる場合、どちらを選べば良いか悩んでしまうかもしれません。
どちらを選ぶべきかは次の項でお話ししますので、参考にしてみてください。
これからアパートを借りる場合は1階と2階どちらを選ぶべき?
それぞれメリット・デメリットがある、アパートの1階と2階の部屋。
では、これからアパートを借りる場合、どちらを選んだほうが良いのでしょうか。
ここでポイントとなるのが、自分が重視する条件です。
例えば「家賃」を重視する場合は、お伝えしましたように、2階よりも1階のほうが低めに設定されていることが多いので、1階を選ぶと良いかもしれません。
また、自分の足音などが騒音にならないか心配な方も1階を選ぶことをおすすめします。
「日当たり」や「防犯面」、「風通し」を重視する場合は、2階を選ぶと良いでしょう。
通行人の視線や話し声、車の走行音などが気になるという方も、2階がおすすめです。
このように、人によって優先する条件は違ってきますから、自分がどの条件を重視するかで、借りる部屋を1階にするか、2階にするか決めてみてください。
借りる前に!アパートの住人の生活態度の見極めも重要
アパートを借りるとき、1階が良いか2階が良いかのお話をしてきましたが、そのほかにも目を向けたいポイントがあります。
それは、「今そのアパートに住んでいる人の生活態度」です。
自分の理想どおりの部屋が見つかったとしても、アパートの住人トラブルに巻き込まれてしまっては大変ですよね。
最悪の場合、引っ越しを検討せざるを得ないこともあります。
そのため、アパートの内見のときに、どんな人がそのアパートで生活をしているのか、見極めることも大切です。
不動産会社の人や大家さんに直接聞くなどして、確認しておきましょう。
自分でも確認できるポイントがあるので、内見の際にチェックしてみてください。
例えば、アパートの通路に目を向けます。
多くのアパートでは通路に私物を置くことをNGとしています。
内見のときに廊下をそれとなく見渡し、私物が置かれていないかチェックしてみましょう。
ほかにも、
▼郵便受けの状況を確認…郵便物が郵便受けの外まであふれていないか
▼ごみ出しの状況を確認…ごみ捨てのルールが守られているか
▼駐車場・駐輪場の確認…ルール違反となるようなことが起きていないか
などを確認しておくと良いかもしれません。
内見では難しいですが、できるなら夜間にアパートの状況を確認することをおすすめします。
深夜の時間帯でにも部屋の明かりがついているようであれば、生活リズムが合わず、騒音などのトラブルに発展する場合もあります。
新生活をスタートさせる部屋でトラブルにはなりたくないでしょうから、快適に生活したい方は契約を結ぶ前に確認しておきましょう。
重視する条件から借りる部屋を1階にするか2階にするか決めよう!
これからアパートを借りる場合、1階の部屋を選ぶべきか2階の部屋を選ぶべきかで悩むかもしれません。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分が重視する条件から選ぶと良いでしょう。
ただし、理想のお部屋が見つかっても、そのアパートの住人とトラブルになってしまっては大変です。
そのため、アパートを決める前には、住人の生活態度を確認しておくことをおすすめします。