窓から差し込む光にお困りではありませんか?
寝室やシアタールームのように暗さを保ちたい部屋に少しでも光が入ってしまうと、眠りや鑑賞などが妨げられ支障がでてしまいますよね。
雨戸を取り付けるなど大掛かりなリフォームではなく、手軽にしっかり遮光できる方法があったら試してみたいと思いませんか?
こちらでは、窓からの光をしっかり遮る、簡単な遮光方法とアイデアをご紹介していきます。
簡単な方法で窓から差し込む光を遮光するアイデア
窓からの光を完全に遮光したい場所や場面は、生活の中でいろいろあるものです。
日が昇っている時間に眠ることが多い人や、シアタールームで映画鑑賞を楽しみたい人、強い光が差し込むと手元が見づらく作業に支障が出る人など、暗さが必要なシチュエーションはさまざまです。
少しの隙間からでも、光が差し込んでしまうと気になるものですよね。
隙間から入る光の遮光方法には、大きく分けて次の2つの方法があります。
●カーテンを工夫する
●遮光シートを使う
カーテンを工夫するといっても、その工夫の仕方はいろいろあり、非常に簡単なものから少し難易度の高いものまでさまざまです。
遮光シートについても、窓に貼るタイプやカーテンレールに吊るすタイプなど形状に種類があります。
次項から、窓から差し込む光を遮光するためのこれらの方法について、詳しくご説明していきます。
隙間から差し込む光を遮光!カーテンに施す簡単な工夫
まずは、「カーテン」を工夫して窓からの光をしっかり遮光する方法を、簡単なものからご紹介していきます。
現在使っているカーテンに少しの工夫を施すだけで遮光の効果をアップさせる、最も簡単な方法が「マグネット」を利用する方法です。
カーテンをしっかり閉めたと思っても、閉じ合わせの部分に隙間が開いてしまい、その隙間から光が差し込んでしまうことがよくあります。
そんなカーテンの隙間の悩みを解決してくれるのが、カーテン用マグネットです。
【両開カーテン用マグネット ピタットくん 2個入り】
クリップタイプのマグネットで、両開きカーテンの生地の端に取り付けるだけの簡単なアイテムです。
隙間が開きやすい裾の部分も、このマグネットを付けることでカーテンどうしがぴったりくっつき、隙間をなくすことができます。
よりしっかり遮光したい時は、複数のマグネットを使用するのがおすすめです。
さらにもう一つ、カーテンの隙間をなくす方法があります。
カーテンレールを移動して滑るライナーは、一般的にカーテンの中央部が閉じられるよう、中央のライナーのみマグネットが取り付けられています。
ただ、ライナーはマグネットで密着しても、カーテン生地どうしの間に小さな隙間が開くことが多く、そこから光が差し込んでしまいます。
カーテンをあまり開けることがない窓ならば、中央フックを交差させて反対のライナーに引っ掛けてしまいましょう。
そうすることで、カーテンの中央に隙間が開くのを防げます。
レールの交換でカーテンの隙間から漏れる光をしっかり遮光!
次にご紹介するのは、カーテンレールを交換する方法です。
前の項でもお話ししたように、窓からの光が入りやすいのは、カーテンの閉じ合わせ部分の隙間です。
カーテンの閉じ合わせ対策としてマグネットを使用するほかに、レール自体を交換する方法もあります。
それは、光漏れのカット機能がついたカーテンレールで、遮光対策する方法です。
【角型伸縮カーテンレール「クロスライド」シングル】
このカーテンレールは、光が差し込みやすいカーテンのサイド・中央・上部の3ヶ所に、光漏れを防ぐ工夫が施されているものです。
カーテンは中央だけでなく、サイドや上部も隙間が開きやすいため、光漏れの対策が必要です。
サイドは、カーテンの端をレールの横にあるストッパーに引っ掛けることで、カーテン生地でレールごとしっかり囲われ、光漏れを防ぎます。
上部は、カーテンレールの止め金具(ブラケット)が持ち上げ式で、窓より高い位置にカーテンが設置できるため、光漏れを防ぐことができます。
中央部分は、交差ライナーの機能を使用することで、ライナー部分からカーテンをクロスさせられるので、裾の方までクロスした状態が保つことができ、光漏れを防ぎます。
カーテンレールを代えるだけで、簡単に機能的な遮光が実現できるので、是非試してみてはいかがでしょうか。
窓の端から漏れる光も完全に遮るカーテンレールカバー
次にご紹介するのは、簡単DIYで取り付ける「カーテンレールカバー」のご紹介です。
【後付け用カーテンレールカバー】
カーテンレール全体を覆うこのアイテムは、カーテンの上部の隙間をしっかり塞ぐため、遮光だけでなく、保温・防音にも役立ちます。
同じ機能を持つカーテンボックスは、作りつけのものが多いため、後付けの場合は大掛かりな工事が必要ですが、後付け用のカーテンレールカバーならば、簡単な取り付けでカーテンボックス風にすることができます。
また、このカバーには、窓のサイドからの光漏れも防ぐように、カーテンのリターンストップ(サイドに巻き込む機能)も付いているので、よりしっかりした遮光が可能です。
取り付け方法も簡単で、サイドカバーとトップカバー、フロントカバーの3つのパーツを順番に取り付けるだけです。
ドライバーと脚立があれば、誰にでも取り付け可能です。
カーテンレールが隠れることで、見た目もモダンでスタイリッシュな印象になります。
木目調など材質や色も選べるので、遮光だけでなくインテリアとしても楽しめます。
どんなメーカーのレールにも対応したものが販売されているので、好みや目的に合うものをネット通販で見つけてみましょう。
遮光を考えて窓につけるカーテン自体を見直す!
ここまで、遮光対策として、カーテンやカーテンレールに施す工夫についてご紹介してきましたが、いまお使いのカーテン自体を見直すのも一つの対策です。
カーテンの遮光効果が低いと、窓からの入り込む強い日差しはしっかり遮ることができず、部屋は薄暗い状態になります。
カーテンの隙間から入り込む光を遮光するもの重要ですが、カーテン自体の遮光率も見直す必要があります。
遮光カーテンは、遮光率によって等級が決められています。
1級の遮光率は99.99%以上、2級は99.80%以上、3級は99.40%以上です。
2級や3級は、人の顔が認識できるくらい光が入り込みますが、1級は人の顔を識別できない暗さです。
遮光効果を上げるには、遮光率の一番高い「1級の遮光カーテン」を使用し、さらに「暗い色」のものを選ぶことが大切です。
遮光カーテンでも明るい色のものを選びたい場合は、アクリルコーティング加工を施した1級遮光カーテンなどもおすすめします。
新しく遮光カーテンを購入して取り替えるほかに、いま現在使っているカーテンの遮光率を上げる方法もあります。
それは「裏地ライナー」をつける方法です。
裏地ライナーは生地の裏面に樹脂コーティングが施されているので、いま使っているカーテンと合わせて使うことで、簡単に1級遮光カーテンと同じ効果をもたらします。
元々のフックに引っ掛けるだけで簡単に取り付けられるので、こちらもおすすめです。
窓自体に遮光を施す簡単アイテム【遮光シート】
カーテンは、工夫次第で窓からの光をよりしっかり遮光できる方法がいろいろあります。
これまで、カーテンに注目したさまざまな遮光の工夫をご紹介してきましたが、最後に、もう一つの遮光アイテム「遮光シート」についてご紹介します。
遮光シートとして販売されているもので窓に直接貼るタイプは、外からの目隠しを目的に作られているものが多く、採光性があるので、選ぶときに注意が必要です。
室内を暗くする目的の遮光シートでは、黒板のように使える、真っ黒で不透明なガラスフィルムがおすすめです。
ネット通販で販売されている商品で、ガラス窓に水で簡単に貼れるタイプです。
また、窓に直接貼るのではなく、カーテンレールにフックで引っ掛けるタイプの遮光シートもあります。
アルミ面と不織布面で構成されているシートで、高い遮光効果と断熱効果を持つアイテムです。
カーテンより隙間からの光の遮光対策として効果は低いですが、目的に合わせて使ってみるとよいのではないでしょうか。
窓周りのアイテムを工夫して上手に遮光しよう
窓からの光を遮断したい場所や場面は、意外とあるものです。
カーテンの小さな隙間から差し込む光は、暗さを保ちたい時の大敵となります。
窓からの光をしっかり遮光したい場合は、カーテンの使用方法に工夫を施してみましょう。
隙間をなくす方法がいろいろあるので、予算や目的に合った方法を見つけてみて下さい。
遮光シートの効果なども参考に、簡単な工夫や方法で、好みの暗さを実現させましょう。