空き巣被害を防ぐためには、窓周辺の防犯対策を怠ってはいけません。
なぜなら、空き巣犯の侵入経路として「窓」を狙われるケースがとても多くなっているのです。
空き巣に入られないようにするためには防犯ブザーが効果的です。
一軒家にお住まいの方も、アパートやマンションにお住まいの方も、ご自宅の安全を守るために防犯ブザーを設置してみてはいかがでしょうか?
空き巣の侵入は窓からが多い!
空き巣が侵入するのは5割以上が窓からだという事実をご存知でしょうか。
たしかに窓には鍵がついていることでしょう。
しかし、鍵だけでは空き巣の被害を防ぐことは難しいのです。
空き巣犯は窓を割って容易に部屋へ侵入することができ、その手口はとても簡単です。
たとえば、マイナスドライバーを使って窓の鍵周辺のガラスを三角形にひびを入れる手口です。
この方法ならば、10秒もかからず窓の鍵を開けることができてしまいます。
音もそれほど響くことはないでしょう。
また、ガスバーナーを利用した方法も空き巣の侵入手口の一つです。
ガラスは急激な温度の変化に弱いため、ガスバーナーで熱したところに水をかければ簡単に窓ガラスは割れてしまうのです。
どちらも短い時間で、周囲に知られることなく部屋に侵入ができてしまう手口としてよく知られています。
手慣れた空き巣犯の前では、鍵だけで窓を防犯することは効果が薄いのです。
それでは、窓から侵入してくる空き巣には、防犯対策として何を選べばいいのでしょうか。
この記事では、窓の防犯に効果のある対策として、防犯ブザーに焦点をあててお話しを進めていきます。
窓の防犯効果を高めるポイントは?
窓の防犯効果を高めるためには侵入までの時間を稼ぐことが大切です。
部屋への侵入までに時間がかかればかかるほど、人に見られてしまったり、通報される危険性が増えてしまったりするのです。
また、時間だけではなく、大きな音も防犯のためには有効です。
窓を破るときに大きな音が鳴れば、近隣の住民からの注目を集めることでしょう。
それだけではなく、大きな音に焦った空き巣犯は捕まるのを恐れて逃げていくことも考えられます。
このことから防犯ブザーを窓につけることは、空き巣を防ぐためには効果の高い方法と言えるでしょう。
防犯ブザーは大きな音で犯人を威嚇して撃退します。
そのタイプは大きく分けて二つあり、それぞれの防犯ブザーによって感知方法や特徴が違います。
防犯抑止の効果を最大限に発揮するために、防犯ブザーを正しく選んで、窓からの空き巣の侵入を防ぎましょう。
窓の防犯に効果あり!「開放検知型」の防犯ブザー
窓の防犯に効果がある防犯ブザーの種類の一つ目は「開放検知型」です。
開放検知型は窓が開いたことに反応する防犯ブザーです。
この防犯ブザーは、アラームを発する本体部分とマグネット部分の二つに分かれています。
本体部分とマグネット部分の間は磁気で繋がっており、その磁気が引き離されることで音が鳴ります。
空き巣犯が室内に侵入しようとして窓を横にスライドした瞬間、磁器の反応を本体が察知し、アラームを鳴り響かせ周囲に知らせてくれるでしょう。
開放検知型の防犯ブザーは本体とマグネットを二か所に分けて設置しなければなりません。
そのため、窓のタイプによっては設置が難しい場合があります。
そのようなときは、もう一つの防犯ブザーである「衝撃検知型」を選ぶようにしましょう。
「衝撃検知型」の防犯ブザーについては、次章で詳しくお話ししていきます。
「衝撃検知型」の防犯ブザーも窓の防犯に効果抜群!
続いて「衝撃検知型」の防犯ブザーについてご紹介します。
衝撃検知型は窓に強い衝撃が加わることで反応します。
もし、空き巣犯が室内に侵入するために窓ガラスを割ったら、衝撃を検知してアラームで知らせてくれます。
設置はとても簡単で、本体を窓ガラスに貼り付けるだけです。
検知する部分とアラームが鳴る部分が本体に集約されているので、窓のタイプを選ばずに設置することができます。
衝撃検知型の防犯ブザーですが、雨や風などの普段から起こり得る衝撃に対しては反応しないように設計されています。
しかし、台風などの強風や日常生活で起きてしまった強い衝撃には反応してしまうことがあります。
防犯ブザーにはオンとオフを切り替えられるものや、衝撃の感度を切り替えられるものもありますので、状況によって調整を行うと良いでしょう。
とはいえ、一度防犯ブザーを切り替えて調節してしまうと、元の設定に戻すのを忘れてしまうことが多いです。
せっかく取り付けた防犯ブザーですから、効果を発揮してもらうために外出時には設定の確認を怠らないようにしましょう。
「開放検知型」×「衝撃検知型」の防犯ブザーでより強力な防犯効果を!
窓の防犯効果をより強力なものにしたい場合は、「開放検知型」と「衝撃検知型」の両方の機能を兼ね備えた防犯ブザーを選びましょう。
おすすめの防犯ブザーはELPA社の高精度衝撃検知&開放検知薄型スリムアラームです。
誤作動の少ない高精度な防犯ブザーで、窓が開いた時と衝撃があった時のどちらでも検知が可能です。
窓への異常を検知すると、約25秒間大音量(約90dB)のアラームが鳴り響きます。
スリムアラームという名前の通り厚さ8mmの薄型のため、どのような窓に設置しても邪魔になりません。
本体正面の中央にはオンとオフの設定ができるスライドスイッチがついていて、スイッチを入れ忘れるということも少なくなるはずです。
また、本体の裏面には「防犯装置作動中」というシールを貼り付けることができ、それだけでも空き巣抑制効果があります。
ネットショップでは1個入り1,300円弱で販売されていて、2個セットにされた商品も用意されています。
複数の窓への設置をお考えの方は、2個セットのご購入を検討してみるのもいいかもしれません。
防犯ブザーを設置する窓が多いほど、防犯面での効果を上げることができるはずです。
防犯ブザー以外にもある!窓の防犯に効果のある対策
ここまで、防犯ブザーについて詳しくご紹介してきました。
もちろん、防犯ブザーは窓の防犯対策としてとても有効です。
しかし、その他にも窓周辺の安全を守るための対策はたくさんありますので、空き巣犯による被害が不安な方は参考にしてみてください。
●窓の二重ロック
窓の鍵を二重にロックしておけば、窓を開けるまでの時間をかせぐことができます。
空き巣犯は侵入のために時間をかけるのを嫌がりますので、防犯対策として効果が高いでしょう。
●防犯フィルム
窓の侵入に時間をかけさせるためには防犯フィルムも効果的です。
防犯フィルムは窓に貼るだけの簡単な防犯対策です。
防犯フィルムには厚く丈夫なものを選び、窓全体に貼り保護しましょう。
●防犯ステッカー
簡単でなおかつ空き巣抑制効果が高いのが防犯ステッカーです。
窓に「防犯ブザー稼働中」や「空き巣侵入禁止」などと書かれたステッカーを貼るだけでも、空き巣犯を心理的に追い詰めることができます。
どの方法もご家庭ですぐに取り入れられる防犯対策なので、ぜひ実践してみてください。
空き巣の侵入は窓でブロック!
窓から侵入してくる空き巣には防犯ブザーを試してみてください。
防犯ブザーの大きな音で空き巣を抑制することができるでしょう。
防犯ブザーには「開放検知型」と「衝撃検知型」の2種類のタイプがありますので、状況や目的に合わせて使い分けるようにしてください。
手軽に始められる防犯対策として防犯ブザーはとてもおすすめですよ。
ご紹介したその他の防犯対策と組み合わせて、窓周辺の安全をより強固なものにしてください。