窓に貼ったプチプチがキレイに剥がれず、お困りではありませんか?
窓用のプチプチシートは、断熱や目隠しなど様々な効果が期待できるため、使用している人は多くいます。
窓に貼ることでいろいろな効果が得られるプチプチですが、古くなったものを剥がす時、粘着剤が残ってしまいなかなか上手く剥がせないのが悩みどころです。
こちらでは、プチプチのいろいろな剥がし方をご紹介しつつ、最も効果的な剥がし方を探求していきます。
窓に貼るプチプチの効果は絶大!でも剥がしにくい
窓にプチプチのシートを貼って、防寒や目隠しに役立てている人は多くいます。
緩衝材(梱包用)のプチプチを利用する場合や、窓専用シートのプチプチを購入して使用する場合など、使い方は様々です。
そもそもプチプチを窓に貼ると、どのような効果が期待できるのでしょうか?
プチプチの中には、空気が閉じ込められています。
空気は熱を伝えにくい性質のため、プチプチが作り出す空気の層によって、窓ガラスの熱の伝導を防ぐことができるのです。
また、プチプチは断熱効果に伴う結露対策や、目隠し対策なども期待できるため、様々な効果を求めて使用する人が多くいます。
このように、窓の対策に効果的なプチプチですが、厄介なのは剥がす時です。
市販のプチプチシートには、簡単に貼れる全面粘着加工タイプのものがあります。
これを長い間貼ったままにしておくと、粘着物が固まってガラス面に貼り付き、キレイに剥がれなくなってしまうのです。
また、緩衝材(梱包用)のプチプチを利用する場合は、窓に貼り付けるために両面テープを使うことが多いでしょう。
この両面テープも、長い間貼ったままにしておくと、劣化して剥がれにくくなってしまいます。
では、これらの粘着物はどのような方法で剥がせばキレイに剥がせるのでしょうか。
次項から、プチプチのいろいろな剥がし方やその効果をご紹介していきます。
窓に貼ったプチプチのいろいろな剥がし方
窓に貼って数年経った市販のプチプチは、剥がそうとしてもなかなかキレイには剥がれません。
爪でひっかいたり、たわしやプラスチックのへらなどで擦り落としたりしても、プチプチの気泡部分のポリエチレン素材だけが剥がれてしまうことが多いです。
ポリエチレン素材だけが剥がれるということは接着部分は窓ガラスに付いたままの状態になってしまいます。
窓全体にプチプチシートを貼っていたような場合は、蜂の巣のような接着剤の跡が窓一面にびっしりと残り、うんざりしてしまうことでしょう。
ネットなどで検索すると、プチプチの剥がし方が数多く載っていますが、こちらの記事ではそれぞれの方法と効果をご紹介しながら、最適な剥がし方を探っていきます。
【よく試されるプチプチの剥がし方】
●シールはがし剤(ラベルはがし剤)
シール剥がし剤やラベルはがし剤は、ホームセンターやネット通販などで沢山の種類が販売されています。
粘着部分に液を浸透させて剥がしていきますが、ヘラやスクレーパーなどのこそげ落とすための器具が必要です。
使用の結果は賛否両論で、使えるものもあれば、あまり効果ががなかったなどの意見もあります。
また、プチプチ剥がしのためにあえて購入しなければならないので、評価としてはいまいちのようです。
この他にも、プチプチ剥がしでよく試される方法があります。
次項で引き続き、剥がし方とその効果を見ていきます。
他にもある!窓に貼ったプチプチの剥がし方
前述したシール剥がし剤以外にも、窓に張り付いてなかなか剥がれないプチプチの剥がし方として、次のような方法がよく試されます。
●灯油
灯油には粘着剤を溶かす作用があるため、粘着剤を取るのに使えますが、粘着剤の種類によって効き目に差があります。
シールを剥がす時や、くっ付いて取れなくなった古い輪ゴムなどを取り除く場合には、高い効果が見られたという意見もありますが、プチプチ剥がしに対してはいまいちの効果しか得られないようです。
●ハンドクリーム
ハンドクリームには界面活性剤が入っているので、粘着剤のベタベタなどテープの剥がし跡に効果が見られることがあります。
ベタベタの部分に塗り込み、時間を置いてから擦ると落とせることもありますが、威力は弱めです。
●消しゴム
テープ跡などが残っている粘着部分を擦ると、効果を発揮することがあります。
ただ、小さな範囲に適しているものなので、広範囲のプチプチ剥がし全体の利用には不向きです。
●酢
キッチンペーパーやティッシュなどを酢で湿らせ、剥がしたい部分にのせてしばらく液を浸透させてから、スクレーパーでこそげ落としていきます。
酢は、これまでご紹介した剥がし方の中で、一番評価の高い方法です。
酢はご家庭に常備されていることが多いアイテムなので、手軽に使えて高い効果を得られるおすすめの方法です。
もっとも効果的な剥がし方はコレ!
これまで、窓に貼ったプチプチの剥がし方としていろいろな方法をご紹介してきましたが、剥がし方として最も効果的で手軽な、評価の高い方法があります。
その方法と手順をご紹介していきます。
●中性洗剤と鉄製スクレーパー
スクレーパーには、プラスチック製の他に鉄製のスクレーパーがあります。
鉄製のスクレーパーはガラスを傷つけそうですが、角を当てないようにし、力を入れすぎなければ絶大な威力を発揮する優れものです。
プラスチック製のスクレーパーではこそげ落とせなかったような粘着剤の跡も、キレイに落とすことができます。
【手順】
・先に、劣化してボロボロになっているプチプチのポリエチレン素材を鉄製スクレーパーで剥がし、接着部分のみ残します。
・中性洗剤(台所用洗剤)と水を、洗剤3:水7の割合でスプレーに入れ、薄めます。
・中性洗剤の希釈液を、まんべんなく噴きかけ、しばらく時間をおきます。
・その後、鉄製スクレーパーでこそげ落としていきます。
この方法では、鉄製スクレーパーを購入する必要がありますが、家庭にある中性洗剤を使用するため手軽で、しかもどの方法よりもスムーズに剥がすことができるので、一番のおすすめ方法です。
面白いように簡単に剥がせるので、楽しくなるという感想もあります。
是非試してみてくださいね。
剥がしやすいプチプチシートはある?
窓に貼ったプチプチの剥がし方で、一番有効な方法は「中性洗剤と鉄製スクレーパー」とご紹介しました。
簡単に剥がせるようではありますが、やはりその手間は大変なものです。
また、再度プチプチシートで断熱や目隠しをしたいと思っても、剥がす時のことを考えると、同じ全面粘着加工のシートを使うのは躊躇してしまいますよね。
粘着剤を使わない、簡単に剥がせるプチプチシートはないのでしょうか。
プチプチシートには、水で貼ることができ、剥がす時も簡単な商品があります。
水で貼れるプチプチシートは、言葉どおり水の力(表面張力)でシートを貼り付ける方法です。
シートを貼る前に、窓を霧吹きの水で濡らしておきます。
水だけで接着剤を使用しないので、跡が残ることはなく、剥がす時非常に簡単です。
ただ、水だけなので剥がれやすく、またシートによっては、貼る時からなかなか上手く貼れない場合もあります。
さらに、水で貼るシートには、シート自体に粘着剤が含まれ、水をつけることで粘着剤が働き張り付くタイプもあるようです。
購入する際には、商品のタイプをよく確認して選ぶようにしましょう。
窓に貼ったガラスフィルムなどもプチプチと同様の方法で剥がそう!
窓際の断熱や目隠しができる商品には、プチプチだけでなく、おしゃれなガラスフィルムや断熱シートも販売されています。
柄や絵の入ったデザイン豊富なものや、紫外線カット加工やすりガラスのような半透明タイプのものなど、種類も沢山あり、機能的にも優れたものが多いです。
ただ、これらのガラスフィルムや断熱シートも、貼る面に粘着剤が付いているものが多く、剥がす時プチプチと同じように苦労します。
プチプチのように気泡部分はないため、剥がし跡は蜂の巣のような残り方はしませんが、接着剤だけでなくほぼ全てのフィルムやシートがそのまま張り付いて残ってしまうこともあります。
どうしても剥がせない場合には、業者に依頼して処理してもらうこともできますが、料金もかかることなので、なるべくなら自分で剥がしたいものですよね。
断熱シートの場合も、剥がし方で一番有効なのは「中性洗剤と鉄製スクレーパー」を使った剥がし方です。
中性洗剤と鉄製スクレーパーに加えて、ドライヤーも使用するとさらに効果的です。
粘着剤は、温めると固まった粘着質が元のベタベタした状態に戻り剥がしやすくなるため、ドライヤーの温風で温めながら行うと剥がしやすくなります。
ガラスフィルムなどの場合も、プチプチ剥がしに最も効果的な剥がし方を応用して、取り組んで見ましょう。
剥がしにくい窓のプチプチはシンプルな剥がし方でチャレンジ!
長い間窓に貼ってあるプチプチは、粘着剤が固まり剥がすのに苦労することが多いです。
剥がし方をいろいろとご紹介してきましたが、意外と身近なアイテムを使った方法が一番有効だと分かります。
鉄製のスクレーパーは購入する必要がありますが、油汚れや水垢落としなどにも使える万能アイテムなので、一つ持っていると便利です。
プチプチ剥がしにお困りの時は、鉄製スクレーパーと身近なアイテムでチャレンジしてみてくださいね。