部屋の中はプライベート空間ですので、できれば窓を外から見えない状態にしたいですよね。
窓を通して外から室内が丸見えになっていれば、くつろぎのスペースを失ってしまいます。
それでは、窓を外から見えない状態にするには、どのような方法があるのでしょうか。
これからその方法を5つご紹介していきますので、窓から注がれる視線にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
窓からの視線が気になるケースとは
窓を外から見えない状態にするための方法についてご紹介する前に、まずどのようなケースで窓からの視線が気になるのかをお話ししておきましょう。
まず一つ目が、窓がついている場所が道路に面しているケースです。
道路には不特定多数の人が通行しています。
通行人が多い道路であれば、なおさらその視線が気になるでしょう。
通行人の視線については、実際に入居してから気づくこともあり、時間帯によっても変化するので注意しなければなりません。
二つ目が窓の近くに新しく物件が建てられるケースです。
いままでは窓からの視線が気になることはなかったのに、新しい物件が建てられることで状況が変わることがあります。
もし、新しい物件から室内が見える状態になってしまったのなら、その環境が長期間にわたって続くことが考えられます。
この二つの他にも、採光性を考えて窓を多く造ってしまった、あるいは窓が多い造りの物件に引っ越してしまったなど、様々なケースで窓からの視線が気になることがあるようです。
それでは、窓からの視線を遮るためには、どのような方法があるのでしょうか。
この記事では、窓を外から見えない状態にするための5つの方法をご紹介していきます。
『カーテン』で窓を外から見えない状態にする方法
窓を外から見えない状態にするための最初の方法は「カーテン」です。
窓からの視線を遮るということに焦点をあてるなら、ミラーレースカーテンを選びましょう。
ミラーレースカーテンとは、特殊な糸を使って作られたカーテンのことです。
表面が鏡のようになっているので、部屋の中がカーテンを通して透けて見えるということがありません。
これは、カーテンに使われている特殊な糸が、光を反射することで効果を発揮しているためです。
ミラーレースカーテンの弱点としては、光の量が減る夜になると反射の効果が弱くなってしまうことです。
つまり、夜になると部屋の中が窓の外から見えてしまうということになります。
このようなことを避けるためには、視線を遮ることに特化したミラーレースカーテンを選ぶと良いでしょう。
また、夜になったら窓からの視線を遮れる、厚めのカーテンをもう一枚設置することでも対処ができるはずです。
『ブラインド』で窓を外から見えない状態にする方法
次に、窓を外から見えない状態にするための方法としてご紹介するのが「ブラインド」です。
ブラインドをおすすめする理由は羽根の角度を調整して、開閉具合を変えられるところです。
窓を外から見えない状態にすると、部屋の中に光が届きにくく、換気も難しくなるケースが多くなります。
その点、ブラインドであれば羽根の角度を上向きにしたり下向きにしたりすることで、明るさや換気、また視線の調整もできます。
羽根の角度ですが、上向きにするか下向きにするかで視線の遮り方は変わります。
窓に対して平行な視線に対しては、羽根の角度を室内から見て上向きに調整してください。
そうすることで、窓からの視線を遮りながら、外の光が部屋の中に届きます。
窓に対して上からの視線に対しては、羽根の角度を室内から見て下向きにしましょう。
光の量は少し減りますが、隣に建てられた物件の上階から、部屋の中をのぞかれるようなことが無くなるはずです。
『すだれ』で窓を外から見えない状態にする方法
「すだれ」を使う方法も、窓を外から見えない状態にすることができます。
すだれは100円ショップなどでも購入でき、手軽で安価なところがメリットと言えるでしょう。
設置も比較的簡単ですが、賃貸物件にお住まいの場合は、物件自体に傷がつかないようにしてください。
外壁に穴などをあけてしまうと、退去時に修理費用を請求させることもあるので注意が必要です。
また、お住まいの物件が景観を大事にしているマンションなどの場合は、窓の外側にすだれを設置すること自体を禁止していることもあるので、事前に賃貸借契約書などをチェックしておきましょう。
このすだれですが、視線だけではなく、強い日差しを遮るためにも役立ちます。
反対に言うと、目隠しのためにすだれをつけると、室内に取り込む日の光も少なくなってしまうということです。
そのため、すだれを使うのは夏などの日差しが強い時期に限定して使うことをおすすめします。
加えて、暗くなると室内の明るさによって外から見えやすい状態になってしまうので、夜にはカーテンなどを併用すると良いでしょう。
『ガラスフィルム』で窓を外から見えない状態にする方法
窓を外から見えない状態にするためには、「ガラスフィルム」を使った方法も有効です。
ガラスフィルムはたくさんの種類が販売されています。
透明度が違うものや、デザイン性を意識したものなどが展開されていますので、ご自分の希望するガラスフィルムを選んでみてください。
視線を遮ることを目的としているのであれば、目隠し用のガラスフィルムを選ぶと良いでしょう。
このガラスフィルムですが、目隠しの要素を持っていながら、日の光も取り入れられるのが特徴です。
しかし、フィルムの透明度を落としてしまうと、その分部屋が暗くなってしまうことがあります。
そのようなことを避けたいときは、ガラスフィルムを窓の上部を避けるように貼ると良いでしょう。
また、下から上に向けて透明度が上がるような、グラデーションになっているガラスフィルムを選ぶのも良いかもしれません。
ガラスフィルムの選び方で、窓を外から見えない状態にも変化を持たせることができます。
ちなみに、賃貸物件でガラスフィルムを窓に貼る場合は、跡が残らないような貼って剥がせるタイプのガラスフィルムを選ぶようにしてください。
『すりガラス』で窓を外から見えない状態にする方法
最後の窓を外から見えない状態にする方法は「すりガラス」への交換です。
ガラス自体を透過性の低いすりガラスに交換するので、窓からの視線は気にならなくなるでしょう。
すりガラスは、採光の面では一般的な透明ガラスとあまり変わりがないので、日中に部屋を暗くしたくない方にもおすすめの方法と言えます。
しかし、窓から外の景観を望むことについてはあきらめなければならないでしょう。
このガラスを交換する方法ですが、これまで紹介してきたものに比べると、やや本格的な作業が必要になります。
ガラスを交換するので、専門の業者に依頼することになるでしょう。
また、工事に伴い費用も発生するので、その点においては頭に入れておくようにしてください。
そして、賃貸物件にお住まいの方の場合は、勝手に工事を依頼するのではなく、事前に大家さんや不動産会社などへ相談して、許可を取っておきましょう。
窓からの視線をブロックして快適な室内空間を手に入れよう!
窓を外から見えない状態にするための方法を5つご紹介しました。
簡易的なものから本格的なものまでたくさんの方法がありますので、ご自分の置かれている状況に合わせて選んでみてください。
リラックスできる室内空間を手に入れるためには、窓からの視線をできるだけ遮ることが大切です。
今回ご紹介した方法で、プライベートの時間を有意義に過ごせるようになると良いですね。