インテリアにこだわりたいけれど、アパートだから無理だと思っていませんか?
アパートでも基本的な部分を守れれば、インテリアを楽しむことはできますよ。
賃貸向けの商品も数多くありますし、アパートでのインテリアコーディネートをブログなどのSNSで発信している人もたくさんいらっしゃいます。
ご自身の部屋を、素敵な空間に変身させてみてはいかがでしょうか。
どのインテリアが好み?
はじめに、どういった系統のインテリアにしていくか、確立していきましょう。
おしゃれなインテリアに共通するものは、ずばり統一感です。
インテリアジャンルのブログをのぞいてみても、厳選されたインテリアが光っています。
インテリアスタイルには多くの種類がありますので、見ていきましょう。
・カフェ風:木製にナチュラルアイテムを使用した温かい空間
・北欧:白や淡いトーンを基調
・クラシック:バロックやロココ調で優雅な雰囲気
・和風:日本特有のインテリア
・モダン:白色を基調とした、シンプルスタイル
・ミニマル:モダンよりももっと最小限に抑えた空間
・ナチュラル:木製を基本とした落ち着きのある雰囲気
・インダストリアル:配管や配線などがむき出しな無骨のかっこよさ
・ラスティック:アースカラーを基本とし、粗削りの木材がポイント
・地中海:白ベースに鮮やかなブルー、石タイルを活用
・カントリー:無垢材を使用し、素朴でナチュラル
・トロピカル:椰子や竹を使いリゾート地のような空間
・コロニアル:植民地とヨーロッパスタイルの組み合わせでエキゾチック
・レトロ:1970年代を意識した色彩や柄が特徴的
ここでご紹介しているのは、ごく一部です。
和風とモダンを掛け合わせた和モダンというスタイルもございますので、どうような空間にしていきたいか、計画してみましょう。
それでは、アパートでもできるインテリアコーディネートのポイントをお話しします。
アパート住まいでもおしゃれにできるインテリアコーディネート
どのようなインテリアにするか決まったら、さっそくコーディネートしていきましょう。
今までのインテリアからがらりと印象を変更したい場合は、大きな面積の場所に手を加えることがポイントです。
部屋の面積を多く取っているのは、壁や床ですよね。
しかし、アパートの場合は、壁紙を張り替えることはできませんし、床材を変えることもできません。
そこで、カーテンやラグマットといった、部屋の中で占める割合が多いアイテムに着目していきましょう。
まずは、カーテンの色をメインにしていくのか、アクセントにしていくのかを考えます。
メインに考えるのであれば、先ほど確立したインテリアに合うカラーを選びましょう。
そして、ソファーやベッドカバーいったアイテムも、カーテンと同じ色合いで揃えていきます。
アクセントにしたい場合は、カーテンの色とクッションの色を同色に揃えてみてください。
ただし、カーテンの色が暗すぎると重たい印象になってしまいますので、部屋とのバランスを考え、素材や色合いをチェックしていきましょう。
また、色鮮やかなカーテンは、色合いや柄によっては圧迫感を感じることもありますので、慎重に選んでみてくださいね。
インテリアジャンルのブログでは、カーテンが移り込んでいる写真をアップしているブロガーさんもいらっしゃいます。
カーテンのカラーによってインテリアの印象が変わりますので、ブログなどにアップされている写真を参考にしていくのも、ひとつの方法かもしれませんね。
おしゃれなインテリアブログを真似してもOK!ラグマットを敷いてみよう
広いリビングやダイニングには、ラグマットを敷いてインテリアを楽しんでみましょう。
ラグマットを敷くだけでおしゃれになりますので、アパートでも手軽にインテリアを楽しめますね。
しかし、カーテンと同様に、色の組み合わせが難しかったりします。
そこで、ラグマットの色を決めるポイントをみていきましょう。
色の組み合わせ方は、大きくわけて3通りあります。
①類似色でまとめる
類似色とは、似たような色のことです。
例えば、緑色のソファーがあるとします。
緑色のソファーの色合いを色相環でみて、3つまでくらいの色のラグマットを合わせる方法です。
全体的にまとまりのあるインテリアになりますよ。
②反対色相(補色)で同じトーンの色でまとめる
色相環で真反対にある色を、反対色相といいます。
赤であれば青緑、赤紫であれば緑、青であればオレンジといった反対色相を取り入れることで、メリハリのきいたインテリアが楽しめますよ。
③同じ色相で異なるトーンでまとめる
同系色でもトーンが違う色を組み合わせていくので、失敗の少ない方法です。
ラグマットの色に悩んだら、おしゃれなインテリアブログを真似してもいいですし、ショールームのコーディネートを参考にしてみるのもおすすめですよ。
ブログで話題のリメイクシート!アパートだけど大丈夫?
カーテンやラグマットを変えてみると、インテリアも随分と印象が変わってきますよね。
おしゃれなインテリアに共通するものは、統一感です。
ここからさらに、細かい部分の統一感も出していっておしゃれにしていきたいと思うことでしょう。
最近でいえば、カフェ風インテリアを賃貸でも楽しめると、リメイクシートの活用方法がブログでも話題になっています。
しかし、アパートでは原状回復義務が生じてくるため、こうしたシートを使う際には注意しなければならない点もあります。
リメイクシートは壁を傷をつけず、貼って剥がせる商品もありますが、万が一剥がせなくなったり、剥がすときに壁紙を傷つけてしまったら大変です。
貼って剥がせるといった商品でも、鵜呑みにしないようにしましょう。
このようなことから、マスキングテープと強力な両面テープで貼る方法も紹介されています。
マスキングテープは塗装の際に使用する養生資材なのですが、粘着力が弱い特徴があるため、これを土台にしてリメイクシートを貼っていく方法のようです。
アパートでは原状回復できるかどうかがインテリアを楽しむ秘訣
アパートでもおしゃれなインテリアが楽しめるリメイクシートが話題ですが、一部の人達から「きれいに剥がせなかった」といった声があがっています。
粘着力の弱いマスキングテープですが、貼る場所や剥がし方によっては、うまく剥がせない事態が起こるようです。
とくに、直射日光があたりやすい場所にマスキングテープを貼っていると、劣化してベタベタしてきてしまいます。
ベタベタとしてくれば、当然ながら綺麗に剥がせなくなってしまいますよね。
直射日光だけでなく、湿気の多い場所も影響しますし、長い期間貼りっぱなしであれば劣化してきます。
また、一般的な住宅に使用されている白い壁紙はビニールですが、紙の壁紙が使用されている場合があり、紙の壁紙にマスキングテープを貼ると剥がれにくくなってしまうので注意しましょう。
ブログでおしゃれに紹介されていたとしても、あらゆる場所にリメイクシートを貼るというのは、少々注意する必要があるのかもしれませんね。
アパートでも壁面収納が作れる!DIYブログでも人気
インテリアを引き立てるのは、大きな家具や部屋の面積を多く取っているアイテムばかりではありません。
ちょっとした小物も、インテリアには必要不可欠ですよね。
しかし、アパートでは限られた空間なので、小物を置くための家具を配置してしまえば、部屋が狭くなるばかりです。
そこでご提案するのは、ディアウォールを使ったDIYになります。
DIY好きなかたが書かれているブログでも紹介されていることが多く、アパートでも簡単に棚が作れるため、インテリアに欠かせない小物を置くことができますよ。
アパートでも釘や穴を開けずにできる棚作りの方法をご紹介しましょう。
用意するものは、ディアウォールと木のツーバイフォー材です。
ツーバイフォーは木材の断面が2インチ×4インチで、ディアウォールではツーバイフォー材を使っていきます。
棚を作りたい所の床から天井までの長さを測っておき、その長さよりも4~4.5cm引いた長さでツーバイフォー材の長さをカットしましょう。
そして、ツーバイフォー材の両端にディアウォールを取り付けて突っ張り棒のようにはめ込んでいきます。
この時、壁紙を傷つけないように注意してくださいね。
また、天井がベニヤだと安全性に問題が生じてしまいますので、必ず下地材が入っているところに使いましょう。
壁面に棚を作りときは、柱を2本突っ張り、ディアウォール専用の棚受けを取り付けてから、棚となる板を取り付ければ完成です。
居心地のいい空間作りの秘訣は楽しむこと
イメージ通りのインテリアにしていくためには、少々時間がかかるかもしれません。
しかし、そういった過程も楽しみながら進めていけば、楽しさも倍増ですよ。
アパートなどでは慎重に進めなければならない部分がありますが、賃貸だからということで諦めてしまうのはもったいないですよね。
原状回復のことを考えつつ、インテリアコーディネートを楽しんでいきましょう。