アパートに住んでいると、どうしても気になる問題に騒音があげられるかと思います。
特に、子供がいるご家庭では近隣に気を遣うことも多々あるでしょう。
そのような騒音対策に、具体的にはどのようなことができると考えられますか。
こちらでは、床や壁の騒音対策に日頃から気をつけることや、苦情が来たときの対処法、簡単にできる騒音対策などについてお話ししていきます。
お困りの方は参考にしてみてくださいね。
アパートの床で音が一番響くのはどのような床や音?
アパートやマンションに住んでいると、生活音はどうしても出てしまうものです。
また、部屋の床の種類によっても、階下への音の響き方は変わってきます。
賃貸物件の床の種類にはいくつかありますが、主によく使われる床の中でも、フローリング、じゅうたん、畳の順に音が響きやすくなります。
そのため、全室フローリングの場合は、何らかの騒音対策が必要となってくるでしょう。
また、生活音で近隣に響きやすい音は以下の通りです。
・足音
・ドアの開閉音
・椅子などの家具を動かした際の音
・洗濯機の振動音
・テレビや掃除機など家電の音
・壁や床にぶつかったり物を落としたりした際の音
・トイレや風呂などの流水音
他にも、生活しているうえで出てしまう音は色々と考えられます。
では、できるだけ近隣に迷惑をかけないために、気にかけておきたい騒音対策には、どのようなことがあるか次項からお話ししていきます。
入居する前に知っておこう!騒音回避のための物件の特徴
アパートやマンションの騒音対策を考えるにあたっては、賃貸物件を探す段階から始まっていると言っても過言ではないでしょう。
賃貸物件を探す際に、騒音対策としてどのような物件がより良いか考えていきましょう。
◎騒音が伝わりにくいのは鉄筋コンクリート造
まず始めに重要なのが、建物の構造です。
建物の構造には、木造、軽量鉄骨造、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などがあげられます。
中でも、鉄筋コンクリート造と、鉄骨鉄筋コンクリート造は気密性が高く、遮音性、断熱性にも優れています。
◎部屋の間取りや住む階
もしも階上からの床の騒音を気にしたくないのであれば、最上階を選ぶようにすると良いでしょう。
逆に、自分が階下への騒音でトラブルになりたくないのであれば、1階や最下階を選べばトラブル回避をしやすくなるかもしれません。
ただし、1階を選ぶ場合は、防犯面で注意が必要となることは覚えておいてください。
また、少しでも騒音を気にしないようにするために、角部屋を選んだり、隣の部屋との位置を確認してなるべく接点がない部屋を選ぶ、なども効果的でしょう。
まだある!防音性のあるアパートを探して騒音対策を考える
引き続き、物件を探す段階で、騒音対策のためにできることをお話ししていきます。
こちらでは、賃貸物件を実際に内覧をしたときに確認してみることをご紹介します。
◎足音を確認
実際に室内を歩いてみて、床がきしんで音が出る箇所はないか確認してみましょう。
特に築年数があるアパートでは、床が経年劣化によって音がすることもあるので注意が必要です。
◎実際に音を出して確認
部屋の中で壁を叩いたり、手を叩いたりすることで、防音性をチェックしやすくなります。
壁を叩いた音で簡単に壁の頑丈さを判断できますし、手を叩いた音で音が響かなければ、防音性が良くない可能性を判断できます。
◎自分が実際に部屋にいる時間帯の様子を確認
自分の生活リズムと近い入居者が多い物件であれば、多少生活音が聞こえても気にならないかもしれません。
例えば、1人暮らしなら独居者の多い物件、子供のいる家族なら子育て世代向けの物件を優先的に選ぶようにするなどです。
このようなことをチェックしておけば、入居後も騒音対策に気を遣う機会を減らせるかもしれません。
◎不動産会社に確認
実際に騒音トラブルがないかどうか、直接聞いてしまうのも一つの手です。
それ以外にも、内覧時にアパートやマンションに掲示板があった場合には、騒音に関する掲示がないか確認してみるのもおすすめです。
アパートの階下から床の物音の苦情が!そのようなときはどうする?
では、アパートやマンションに入居していて、実際に近隣や階下から、床の音や生活音などの騒音に関する苦情が入ったらどうすれば良いのでしょう。
いくら騒音対策に気を配っていても、苦情が来ない可能性はゼロではありません。
そのため、騒音トラブルでは感情的になることは禁物ですので、冷静に対処するようにしましょう。
もしも、管理会社や大家さんを通じて苦情が入った場合は、騒音が常識の範囲内であったか、騒音の対策をしていたかなどを改めて考えてみます。
そこで、こちらに明らかな非がある場合はできる限り言い訳せずに、潔く謝ってしまうほうが得策です。
ここで誠意をもって謝罪をすれば、今後の心象が良くなるかもしれません。
また、その謝罪の際に、騒音する場所や時間帯などを聞いておけば、その後の騒音対策がしやすくなります。
次に、該当住民から直接苦情があった場合には、相手が感情的になってる可能性があるので注意が必要です。
まずは謝罪をして、相手の気持ちを落ち着かせるほうが無難です。
どちらの場合でも、きちんと騒音対策をし、対策後の状況が満足のいくものであるかどうか、管理会社や該当住民に確認してみると良いでしょう。
なかには、謝罪と対策をしてもなお、苦情を入れてくる住人もいるかもしれません。
そのようなときは、騒音トラブルがこじれないようにするためにも、まずは管理会社や大家さんを間に入れ、相談することも大切です。
騒音対策をしよう!簡単にできる方法にはどんなことがある?
トラブルになる前に、日頃からできるアパートの騒音対策にはどのようなことがあるか、いくつかご紹介していきます。
・底のあるスリッパをはいて床に響かないようにする
・床がフローリングならじゅうたんを敷く(防音カーペットなど厚手なほど効果的)
・床にジョイントマットやコルクマットを敷く
・洗濯機の下に防振マットを使用する
・深夜はなるべくトイレや風呂の利用を控える
・ドアや窓の隙間に防音テープを使用する
・防音カーテンを使用する
・掃除機や洗濯機など、家電を使う時間帯を夜間は控えるようにし常識の範囲内にする
・子供がいる場合は、部屋を走りにくいように家具の配置を工夫する
・隣室との壁が薄い場合は、音の出る家具や家電を遠ざけるなど家具の配置を工夫する
このような点に気を配るだけでも、かなり効果的な騒音対策となります。
もしも、上記にあげたような騒音対策がされていない場合は、すぐにできそうなものから試してみてはいかがでしょうか。
アパートの騒音対策に効果的!工事不要の床用おすすめマットは?
アパートやマンションの床にできる騒音対策として、じゅうたんや防音カーペットをご紹介しましたが、特に子供のいるご家庭におすすめしたいのがコルクマットです。
アパートの床がフローリングの場合には効果を発揮し、その上に防音カーペットを敷けば一層騒音対策に効果が期待できます。
●インテリア王国:やさしいコルクマット
弾力性、防音性、保湿性に優れたコルクマットです。
床暖房にも対応し、つなぎ目を合わせるだけで楽に使用できます。
ノンホルムアルデヒド製品のため、赤ちゃんがいても安心な素材です。
大きさにはレギュラーサイズとラージサイズがあり、枚数も約1畳分、2畳分、6畳分、8畳分から選択可能です。
平均的な6畳分ですと13,000円程度で購入が可能なので、気軽に試せますね。
コルクマットはネットでも沢山取り扱いがあるので、ご自宅に合ったものを探してみてください。
アパートの騒音対策は入居前から意識しよう!
アパートなどの賃貸物件に住む際には、入居前から騒音対策を念頭に置いて物件を探せば、後々の騒音トラブルを減らせるかもしれません。
もしも騒音トラブルが起きてしまったときには、冷静に落ち着いて対処しましょう。
入居中の場合や、新しく入居した後に、効果的な騒音対策もご紹介しましたので参考にしてみてください。
日頃からしっかりと騒音対策をして、良好な近所づきあいを保てると良いですね。