アパートのリビングが狭い!広く見せるにはどうしたらいい?

広々としたリビングでの生活が理想であっても、どうしてもスペースが限られてしまうのが、アパートなどの賃貸物件です。

また、リビングが広い物件があったとしても、家賃が高かったりしますよね。

そこで今回は、狭いリビングでも広くみせる、レイアウトのコツをご紹介します。

色の使い方や、配置をマスターすれば、狭くても快適な空間が実現します。

LDKのアパートはリビングが狭いと感じる?!

アパートの間取りで見る「LDK」とは、リビングダイニングキッチンを示します。

いわゆる1LDKや2LDK、3LDKなどの間取りですね。

LDKの場合は、リビングダイニングとキッチンを分けて表示することが、あまりありません。

そのため、実際にはキッチンスペースを含むので、間取りに表示されている広さよりも狭く感じることがあります。

「LDK12帖」と書かれていても、キッチン部分を除いたスペースが、リビングダイニングになるというわけですね。

とくに、ダイニングキッチンが対面キッチンの場合は、よりリビングが狭いと感じるかもしれません。

こういったことから、アパートを探すときは必ず内観して、リビングの広さを確認しておきましょう。

キッチンの配置によっては、リビングの広さに対する感じ方が違うはずです。

それでは、狭いリビングでも快適に暮らせる方法を、ご紹介していきます。

リビングに置く家具や色の使い方次第で、広く見せることができます。

狭いリビングが広く見える色の使い方

はじめにお伝えするのは、色の使い方です。

狭く感じるリビングでは、色合いが統一されていないといった特徴があります。

というのも、アパートに引っ越すときに、すべての家具をそろえることはなかなかないため、テレビ台やソファーなど、色がバラバラになってしまいますよね。

色合いがバラバラだと、どこかゴチャゴチャした印象になります。

そこで、家具の色を統一することを意識してみてください。

色を統一することで、ゴチャゴチャして見えていた空間も、スッキリします。

同じ家具メーカーで揃えなくてもいいので、色を統一してみましょう。

部屋全体がまとまって見えます。

色のトーンですが、狭いリビングにダークなカラーの家具を配置してしまうと、圧迫感がでてしまいます。

リビングに置くメイン家具は、ホワイトカラーなどの抑えめカラーにしてみましょう。

しかし、すべて抑えめのカラーでは、面白みがありません。

そこで、クッションなどの小物や雑貨でカラーを使いましょう。

ホワイトカラーは他の色とも相性がいいですから、アクセントになります。

低めの家具でリビングを広く見せる

つぎに、リビングに置く、メイン家具の選び方をお伝えします。

狭いリビングを開放的に見せるポイントは、家具の高さです。

低めの家具は天井までの高さを強調することができるため、部屋を広く見せる効果があります。

アパートを引っ越すときに家具をそろえるのであれば、低めの家具を中心に選んでみましょう。

床に近い場所で暮らすことも、狭いリビングを活用するテクニックの一つになります。

天井までが高く見える視覚的効果で、圧迫感のない空間がうまれます。

また、テーブルは、ガラス天板のものがおすすめです。

ガラスから視線が抜けることで、部屋の狭さを和らげることができます。

小さな子供がいるご家庭でガラステーブルを置く場合は、危険がないよう注意してください。

低めの家具やガラス素材のテーブルで、部屋を広く見せていきましょう。

ただし、リビングに置く家具は、最低限のものだけを置くように心がけてください。

よく考えてみると、リビングになくてもいいものがあるはずです。

年に数回しか使わないものなどは、この機会にリビングから他の部屋に移動してみましょう。

収納の少ないアパートは壁を収納に!

リビングを広く見せるためには、必要な家具を厳選して置くことがポイントです。

しかし、収納の少ないアパートでは、家具を置かなければならない状況もあるかと思います。

洋服や物がたくさんあればあるほどに、収納するための家具がどんどん増えてしまいますよね。

収納するための家具が増えれば、それらを置くスペースが必要になるため、結果的に狭いリビングになってしまいます。

そこでご提案したいのが、壁面収納です。

壁面収納のコツは、詰め込み過ぎず、空間をもたせること。

ギュウギュウに物を詰め込んでしまうと存在感が出てしまうので、気を付けましょう。

パイプ式の収納棚であれば、インテリアの邪魔になりませんし、部屋のテイストを変えたいときでも違和感はありません。

DIYが得意な方は、2×4材で棚を作ってみるのもおすすめです。

これらを使えば、壁や床を傷つけずにリビングに棚が作れますが、原状回復できるよう細心の注意を払って作りましょう。

アパートでくつろぐソファーの選び方

リビングに置きたい家具といえば、ソファーもその一つです。

学校や仕事が終わってアパートに帰ってきたとき、リビングでリラックスしたいですよね。

しかし、スペースのないリビングにソファーを置いてしまうと、狭く感じてしまうのではないかといった心配もあります。

ソファーを置くことでくつろぐことができなくなってしまっては、本末転倒ですよね。

そこで、狭いリビングでソファーを置く場合のポイントをご紹介します。

リビングを狭く感じさせないソファーの選び方は、ソファーの高さが重要です。

ローテーブルなどの低めの家具とソファーの高さを合わせてみましょう。

ローソファーであれば、部屋の圧迫感がなくなります。

もしも背の高い家具がある場合は、できるかぎり離れた場所にソファーを置いてください。

家具との高低差をつけないことも、部屋を広く見せるポイントになります。

狭いリビングをおしゃれに!照明の使い方

LDKのアパートは、リビングとダイニングキッチンが一つになっているため、ここからここまでがリビングといった使い分けがありません。

食事をする場所くつろぐ場所を区別し、メリハリのある生活をしていきたいものですよね。

ただ、狭いリビングでは、食事をするためのダイニングテーブルを置いて、くつろぐためのローテーブルを配置するとなると、狭くなってしまいます。

そこで、照明を使うのです。

最後に、狭いリビングを一気におしゃれにする、照明の使い方についてお話しします。

まず、くつろぎの場であるリビングには、落ち着いた照明を置いてみましょう。

ソファーがあれば、両サイドに間接照明を置いてみるのもいいですね。

食事を終えたら主照明を消して、間接照明から醸し出す柔らかい雰囲気を楽しんでみましょう。

照明を落とすことで、入眠しやすくなるメリットもあります。

反対に、ダイニングエリアではポップなライトで明るさを演出しましょう。

このように、照明は部屋を明るくすることだけでなく、シーン別に区切ることもできるのです。

狭くてもおしゃれにできる

部屋を広くするポイントを知っていれば、リビング以外でも活用できます。

狭いからとあきらめずに、上手にレイアウトしていきましょう。

また、リビングとキッチンを分けるためには、間接照明がおすすめです。

狭くてもおしゃれで素敵なリビングを演出してみてはいかがでしょうか。