みなさんは、虫は好きですか?
男性女性問わず、虫が苦手という方は多いのではないでしょうか。
また、苦手ではなくても、どこからともなくアパートに虫が侵入してきたら嫌ですよね。
一階は、二階以上に住むよりも虫が出やすいと噂されていますが、本当なのでしょうか。
虫が出やすいアパートの特徴や、虫への対策方法も併せてご覧ください。
一階に飲食店があるアパートは害虫に注意?!
虫が出没しやすいといわれているアパートの特徴をお伝えしていきます。
こちらに挙げている物件が全て虫が出るとは限りませんが、虫の侵入を極力避けたいという方はチェックしてみてください。
まず挙げられるのは、一階に飲食店があるアパートです。
飲食店は生ゴミが多く発生しますから、ほぼ害虫が住みついているといわれています。
その上に住居があるのですから、言うまでもないですよね。
生ゴミをエサとするゴキブリやハエなどが発生しやすくなります。
こうしたことから害虫対策を行っている飲食店もありますが、どれも効果は薄く、いたちごっこ状態といってもいいでしょう。
飲食店の管理状態に問題がみられなかったとしても、完全に害虫を駆除することはなかなか難しいことなのです。
このうような飲食店併用物件は家賃が安い傾向がありますが、虫嫌いの方は覚悟が必要かもしれません。
害虫が好む環境では出没率もアップする
虫にとって快適な環境が、アパートの周辺にあるかどうかもチェックしていきましょう。
エサになる生ゴミを目当てにして害虫が飲食店に集まるように、以下の場所も好みます。
〇山の近く
害虫は暗くてジメジメしたところを好みます。
ヤスデやアリなど、虫にとって山は最適な環境なのです。
〇水辺
水の流れが比較的穏やかな用水路などは、蚊にとって最適な場所です。
用水路に近いアパートは、蚊がたくさん発生する可能性があります。
水辺には羽虫が発生することから、羽虫をエサにする害虫の発生率も高くなるでしょう。
〇木造
木を好む害虫もいます。
古い建物では、シロアリが住み着いていることもありますから、木造アパートに入居する場合は、しっかりとクリーニングをしてもらいましょう。
〇庭がある
一階にだけ庭がついたアパートもあり、ガーデニングを楽しみたいという方もいらっしゃることでしょう。
しかし、花や草木を好む虫がやってきます。
このような状況でもアパートに虫が出やすいかどうかは、実際に住んでみないとわかりませんが、虫が発生するリスクを考えると、できるだけ避けてみるのもいいかもしれません。
地上に近いアパートの一階は虫が出やすい?
これまで、害虫が発生しやすい環境について、お伝えしてきました、
ここからは、今回の疑問である、「一階は二階以上に住むよりも虫が出やすいのか」という噂の真相についてお話ししていきます。
まず言えることは、アパートの一階に虫が出やすい理由は、虫の侵入経路にあるのではないでしょうか。
二階以上よりも地上に近いため、虫が侵入しやすいのです。
過去一年以内に部屋に虫が出たかどうかを階数別に尋ねたとある調査では、次のような結果になっています。
・一階 84.1%
・二階 77.9%
その差は、6.2%です。
こちらの結果を大きくみれば二階に比べると一階は虫が発生しやすいといえますし、小さくみれば一階でも二階でも、虫は侵入するといえます。
一方、階数別のアンケートと同様に築年数を尋ねた調査では、次のような結果になっています。
・1年未満 15.0%
・1~5年未満 65.2%
・5~10年未満 71.4%
・10~15年未満 77.4%
・15~20年未満 81.2%
・20年以上 平均して70~80%
こちらの調査によると、築年数が経過していくほど、虫が出やすいという結論を導き出すことができます。
虫が出にくいアパートは、築年数が浅く、二階以上であるということがわかりましたね。
ゴキブリに遭いたくないのなら一階よりも高い階!
虫といっても、色々な生物がいます。
そのなかでも、圧倒的に出てほしくないのは、やはりゴキブリではないでしょうか。
いきなり部屋に現れたら、悲鳴を上げてしまうほど、何度見ても慣れることはありません。
ゴキブリを部屋に入れないためには、やはり一階に飲食店がないアパートであることは大前提です。
飲食店がなくても、一階よりも二階、二階よりも三階と、上層階であればあるほど、ゴキブリは侵入しにくくなります。
そして、最も重要になってくるのは、ゴキブリが快適になる環境を作り出さないことです。
いくら上層階に住んでいても、ゴキブリが好む環境であれば、部屋に現れるのは時間の問題といえるでしょう。
【ゴキブリが好む環境】
・暗い
・暖かい
・食べ物がある
・水分がある
・隙間がある
ジメジメとした隙間のある場所を好むため、ダンボールにも注意しましょう。
アパートに引っ越したままで、ダンボールを放置していたり、押し入れに入れっぱなしになっていませんか?
ダンボールには隙間があり、暖かくて暗く、ゴキブリにとって最適な場所になります。
ここに卵を産み付けられてしまったら、ゴキブリが増える一方です。
アパートに侵入してくる蚊対策
ゴキブリに続いて、部屋のなかに現れてほしくない虫は蚊です。
アパートの一階でも二階でも、現れるのではないでしょうか。
蚊は気温が高くなると活動しはじめます。
夜、寝ているときにプーンと羽根の音が聞こえるだけでストレスですよね。
刺されてしまうと痒くなりますから、なるべく部屋に入れたくありません。
それでは、蚊の侵入経路はどこなのでしょうか。
蚊は、窓と網戸の隙間から侵入してきます。
左側の窓を少し開けていると、左側の窓と右側の窓の間に隙間ができてしまいますので、左側の窓を全開に開けるか、右側の窓を開けて網戸をするようにしましょう。
また、盲点となるのはエアコンです。
エアコンを設置するために開けられた穴の隙間や、室外機のホースを伝って部屋に侵入してきます。
隙間があれば、大家さんや管理会社に隙間を埋めてもらうよう相談してみましょう。
ホースは、切り口にネットを被せるなどして対策するといいでしょう。
そして、蚊は卵を水のなかに産むため、ベランダに置かれた鉢植えやバケツに雨水が溜まらないようにすることも対策になります。
虫が寄り付かない環境に!
部屋に出てほしくない、ゴキブリと蚊の対策方法をお伝えしました。
しかし、ゴキブリや蚊以外にも、ハエやダニ、ムカデなど、部屋に侵入して欲しくない虫はたくさんいます。
そこで、アパートで暮らすときに行いたい虫対策をご紹介しましょう。
〇入居前に防虫剤を撒いておく
新しい住居に引っ越しが決まったら、入居する前に害虫駆除をしておきましょう。
大家さんや管理会社が害虫駆除を行っていたとしても、入居をするまでに1ヶ月以上の期間が空いている場合は、効果が薄れてしまっている可能性があります。
荷物を運びこむ前の空っぽの状態で行えば、効き目も十分でしょう。
ただし、煙が出るタイプを使用するときは、隣の部屋や大家さんなどに、ひと声かけてから行ってください。
〇虫よけスプレーを撒く
網戸や玄関などに虫よけスプレーを撒いておくと、虫が寄り付きにくくなります。
とくに一階は地上に近いですから、効果を感じられるのではないでしょうか。
一度のスプレーで効果が持続するものであれば、手間もありません。
使用上の注意をよく読み、上手に活用してみましょう。
〇清潔にする
とくに、キッチンから出る生ゴミは、コバエの発生元です。
よく水気をきってから、二重にしたビニール袋に入れて縛ってから捨てましょう。
虫の侵入経路と対策
虫が苦手な方は、アパート周辺の環境にも注目してみてください。
一階よりも二階、二階よりも三階と、住みたい階数をしぼっていくのもいいですね。
また、虫の侵入を完全に防ぐことはできませんが、なるべく部屋に入れさせない対策はできます。
それでも虫が侵入してきているとしたら、また違った原因があるはずです。
虫が侵入してくる場所を特定し、対策していきましょう。