アパートなどの賃貸物件にお住まいの方は、退去時に原状回復が関わってくるため、なかなか好きなようにDIYを楽しめないといった問題があるでしょう。
そんな問題を抱えている方に向けて、アパートでも壁や床を傷付けることなく収納を増やすアイデアをご紹介していきます。
収納を増やして快適な暮らしを楽しみましょう。
アパートの壁を傷付けずにDIYを楽しむ!有孔ボードを使った壁面収納
アパートなどにお住まいの方で、「もう少し収納があったら便利なのに…」そう思われる方もいらっしゃると思います。
特にワンルームなどの1人暮らし用のアパートでは、お部屋だけでなく収納スペースも少ないことが多いため、不便に感じることも多いのではないでしょうか。
そこで、まず取り入れて欲しい方法として「壁面収納」があります。
ただ、アパートなどの賃貸物件の場合、壁に大きな穴を空けてしまうと、のちに原状回復で費用の負担が大きくなってしまう可能性があります。
ここでは、壁を傷付けることなくできるおすすめのDIY方法をご紹介していきます。
●有孔ボード(ペグボード)
有孔ボード(ペグボード)は、等間隔でパンチングされた小さな穴が並ぶ合板のことを指します。
その穴に、フックや棚を取り付けることで、さまざまな物を収納できます。
気になる方は、「有孔ボードのDIY」と検索してみてください。
インターネットではさまざまなアイデアが紹介されていますので、非常に参考になりますよ。
有孔ボードを使った壁面収納の実例!DIYを楽しんでみよう
続いて、有孔ボードを使った壁面収納について、おすすめのDIY方法をご紹介していきます。
●棚
有孔ボードにL字型の棚受けを取り付け、そこに板を渡します。
すると、簡単にディスプレイ棚を作ることができます。
お気に入りの食器を並べて見せる収納としてもよいですし、観葉植物やお好きなインテリアを並べてもおしゃれですね。
●キッチン周りの収納
ワンルームなどのアパートでは、キッチンも非常に狭いことが多いです。
そのようなキッチンは、物が収納しきれず、ゴチャゴチャとした印象になってしまうことも少なくありません。
そこで、キッチンの壁面に有孔ボードで壁面収納を作ってみてはいかがでしょうか。
細かいキッチングッズや鍋やフライパンなどの調理器具も、フックに吊り下げて収納することで、使いやすくスッキリとした印象になります。
●デスク周りの収納
パソコンや勉強を行うデスク周りは、ハサミやメモ帳、ペンなどの文房具で散らかりがちです。
そこで、デスクと面している壁に有孔ボードを取り付けることで、これらの小物を収納することができます。
デスク周りがスッキリすれば、作業効率もアップすることが期待できますね。
このように有孔ボードは、アパートの壁に穴を空けなくともさまざまな物を収納できます。
キッチン用品や、日用品を収納してもよいですし、フックを取り付けて観葉植物を飾ったり、棚の上にお好きなインテリアをディスプレイしたりと自由自在なのです。
アパートでも大丈夫!有孔ボードの取り付けよう!
ここまで、壁面収納に便利な有孔ボードをご紹介してきました。
では、この有孔ボードですが、どうやって壁を傷付けずに設置すればよいのでしょうか。
ここでは、アパートにお住まいの方に向けた有孔ボード設置DIY方法をご紹介していきます。
●ディアウォール
ディアウォールは、好きな場所に柱を作ることができる物で、アパートなどの賃貸では難しいとされてきた壁面収納を可能にするアイテムです。
このディアウォールに、2×4材という木材を取り付けて天井と床に対して突っ張らせることで、柱を作ることができます。
この柱に有孔ボードをビスで取り付ければ、壁を傷付けることなく設置が可能となります。
また、ディアウォールは有孔ボードを取り付けるだけでなく、簡単に壁面に棚を作れるため、DIYアイテムの中でも人気があります。
●突っ張り棒
長めの突っ張り棒を2本用意したら、有孔ボードの幅に合わせて間隔を取り、天井と床に対して突っ張らせます。
有孔ボードは多数の小さな穴が開いていますから、その穴に結束バンドを通し、突っ張り棒と固定します。
この設置方法は、ディアウォールよりも簡単に行えるので、DIY初心者でも挑戦しやすいでしょう。
突っ張り棒を使ったDIY!収納を増やせて簡単!
手軽に収納を増やすDIYとして、突っ張り棒を活用した方法がおすすめです。
突っ張り棒はホームセンターなどで安価に入手することができますので、DIY初心者にも挑戦しやすいでしょう。
また、アパートの壁を傷付けるといった心配もありません。
ここでは、突っ張り棒を活用した収納アイデアをご紹介していきます。
●引き出し収納
引き出し式の収納に、突っ張り棒を2本縦に張ってみましょう。
引き出し式の収納はどうしても物を詰め込んでしまいがちで、物がゴチャゴチャしてしまうことが多いです。
そこで、突っ張り棒を張ることで、物が自立しやすく、一目で何があるか分かりやすくなります。
さらに収納を細かく分けたいときは、2本の突っ張り棒の真ん中に3本目の突っ張り棒を横に張ります。
こうすることで、さらに物を分別しやすくスッキリとした収納を行いやすくなるでしょう。
物がスッキリと収納できれば、その分スペースに余裕が生まれるので、収納スペースを増やすことにも繋がります。
●トイレ収納
トイレ上の空いているスペースに2本の突っ張り棒を張ります。
そこに、ワイヤーネットなどを置くと棚として活用できます。
トイレットペーパーや、掃除道具を収納するスペースにぴったりです。
突っ張り棒の使い方は自由自在!ほかにどんな使い方がある?
突っ張り棒を使った収納アイデアはほかにもたくさんあります。
引き続き、突っ張り棒のDIY収納術をご紹介していきます。
●お風呂グッズの収納
お風呂の天井近くの壁に突っ張り棒を張れば、掃除用スプレーやボディタオルかけとして活用できます。
また、S字フックを取り付ければ、取って付きの桶などもかけて収納することができます。
なにより、湿度が高い浴室は乾燥させることでカビの発生を抑えることに繋がるため、衛生的です。
●洗面台周りの収納
洗面台近くの壁に突っ張り棒を張り、そこにピンチ型フックを複数取り付けておきます。
ピンチ型フックに、歯磨き粉や歯ブラシ、ゴムなどを収納すれば、いつでも洗面台周りがスッキリと片付けられます。
●靴箱の空いたスペースに
玄関に靴箱が備え付けられているアパートにお住まいの方は、靴箱の空いたスペースに突っ張り棒を張ってみてはいかがでしょうか。
靴箱に突っ張り棒を張ることで、靴を収納するスペースを増やせます。
玄関がスッキリすると、突然の来客者が来ても困ることはありませんね。
収納が少ないアパートのキッチンでもカウンターをDIYできる!
アパートにお住まいの方の中で、キッチンの収納スペースが少なくお困りになっている方も多いのではないでしょうか。
先ほどご紹介した、壁面収納もおすすめですが、ここでは大幅に収納力を上げることができる収納棚を、カラーボックスを使ってDIYする方法をご紹介していきます。
●カラーボックスを使ったカウンターDIY
ワンルームなどのアパートでは、一般的に壁に面してキッチンが設置されています。
そこで、カラーボックスを2台用意し、カラーボックスの収納できるほうをキッチン側に向け、背面側をダイニング側に向けます。
そして、キッチンとダイニングの仕切りになるように置きます。
カラーボックスをそのまま置いても収納スペースとして活用することはできますが、どうしても見た目が悪く、味気ない印象になりがちです。
そこで、カラーボックスの背面に、リメイクシートを貼り付けてみましょう。
リメイクシートは、レンガ調や木目調、コンクリート調などさまざまな柄が豊富に揃っていますので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、カラーボックスの天板部分に裏面がシールになっているタイルを貼り付けるのもおすすめです。
ほかにも、2つのカラーボックスの間にスペースを空け、上に1枚の板を張るといった方法もあります。
空いたスペースには、ゴミ箱を収納する場所として使用したり、椅子を置いてテーブルとして活用したりすることも可能です。
ただし、カラーボックスでカウンターをDIYする方法は、お部屋の広さによっては狭く、移動が不便になることも考えられます。
よく考えた上で挑戦してみてください。
アパートでもできるDIYはたくさんある!
今回は、アパートなどの賃貸物件にお住まいの方に向けて、壁や床を傷付けることなくできるDIY方法や収納アイデアをご紹介しました。
収納が増えれば、お部屋をスッキリとさせることができ、生活しやすい環境に整えやすくなります。
比較的、どれも簡単に行えるものばかりですので、DIY初心者でも安心して取り組むことができるでしょう。