アパートで暮らす!掃除機や洗濯機は何時まで使っていいの?

アパートで暮らしていると、生活のリズムから夜に掃除機をかけることがあるかもしれませんが、気になるのは掃除機の音かもしれません。

一般的に何時から何時までの間であれば、迷惑にはならないのでしょうか。

また、テレビの音量によっては、近隣の方の迷惑になっている可能性もあります。

今回は、音がどのようにして伝わるのか、掃除機・洗濯機・テレビの音に関してお話しし、静かに掃除をするためのアイテムなどもご紹介します。

何時まで掃除機はOK?その前に音はどうやって伝わるのかを知ろう!

アパートで掃除機や洗濯機が何時から何時まで使用できるのか気になることではありますが、音の伝わり方がどんな仕組みになっているのかを知っておきましょう。

主に音は、反射と吸音と透過・側路伝搬などによって伝わっているので、1つずつどういう意味なのかをお話しします。

・反射

基本的に音は空気を通して伝わりますが、空気中にある音は、室内の壁などにあたってその伝わり方が変化します。

壁にあたった音は一部を除いて空気のなかに跳ね返されます。

イメージしにくいかと思いますが、「やまびこ」と同じような状態です。

・吸音

室内の壁に音があたると一部は反射されますが、それ以外の一部は壁のなかに侵入します。

・透過

吸音によって侵入した音は、壁に吸収されるものもあります。

壁に吸収されなかったものは反対側の壁を通し、音の発生源とは反対側に向かって抜けようとしますが、このことを「透過」といいます。

・側路伝搬

「反射」「吸音」「透過」とは違い、側路伝搬は建具や壁などの隙間に音が入り込み、天井などを抜けていくものです。

このように、音はさまざまな仕組みによって伝わるのです。

アパートで聞こえる音はどんなもの?

アパートで暮らしているとさまざまな音が聞こえてくることがありますが、どんな音があるのでしょうか。

●掃除機をかける音

掃除機をかけた際に生じる音です。

掃除機のヘッドを転がす音だけでなく、掃除機のヘッドが部屋の隅にあたると響くこともあります。

●洗濯機を回す音

掃除機と同様に、洗濯機を使用することで発生する音です。

洗濯機を回す音があまりに大きいと洗濯機の置き方が不安定であったり、洗う洗濯物の量が多すぎたりすることが原因の場合もありますが、どれも一概にはいいきれません。

物件によっては「音の出る電化製品の使用は何時から何時まで」と決められているところもあるといいます。

●テレビ

テレビの音量によっては「音が気になる」と思われているかもしれません。

他にも、人の話し声やペットの鳴き声なども気になる音として挙げられますが、今回は掃除機・洗濯機・テレビの3つに絞り、何時から何時までの使用が一般的なのかなどについてお話しします。

アパートで掃除機は何時までかける?

最初に、アパートで掃除機を使用したいときは、何時から何時までならば問題ないとされているのかをお話ししていきましょう。

音が響く電気機器の使用については、賃貸契約書や使用規約などに書かれていることもありますが、書かれていない場合は、人が生活する上で迷惑にならない時間と考えましょう。

その時間は明確ではないものの、8時くらいから20時くらいが常識の範囲だといわれています。

しかし、生活のスタイルは人によっても異なるので、8時に掃除機をかけたとしても近隣の方に「朝早くから迷惑だ」といわれることもあります。

また、20時くらいに掃除機をかけた場合は、小さなお子さんがいる部屋の住人からしたら「子どもを寝かしつける時間なのに」と思われるかもしれません。

それ以外にも、食事の時間に掃除機をかけるのは避けたほうがいいという声もあります。

掃除機のヘッドを転がす音が、上の階の床から食事中の自分たちの部屋の天井を伝って聞こえれば、気持ちのよいものではないのかもしれません。

「食事の時間くらいはゆっくり団らんをして過ごしたい」という方も多いはずです。

近隣の方が家族で夜ごはんを食べる時間を18時から20時くらいと想定した場合、掃除機などでの掃除はその時間を避けると、近隣の方との関係も上手くいくのかもしれません。

掃除機だけでなく洗濯機も音の調整が難しい!何時まで回す?

洗濯機から出る音は、洗濯機を使用しているときに生じる振動や音と、洗濯機に水が入る音と排出されるときの音でしょう。

一般的に掃除機は8時から20時くらいの間にするとお話ししましたが、洗濯機の場合は何時までなのでしょうか。

洗濯機についても同じく、8時から20時くらいの間というのが一般的といわれていますが、近隣の方の生活スタイルによっては7時から22時くらいまで使用しても問題ないケースもあります。

また、平日か休日なのかによっても洗濯機を使用する時間を変えるというのも、できる配慮の1つといえるでしょう。

平日が8時から20時くらいまでとされているようであれば、休日は同じアパートで暮らす方がゆっくり休んでいることを考え、1時間遅い9時くらいから洗濯機を使用しましょう。

もしも、その時間以外で洗濯機を使いたいとなれば、静音タイプの洗濯機を使用したり、近隣の方とのコミュニケーションを円滑にしたりしておくとよいのかもしれません。

それでも、近隣の方とのトラブルを招かないようにするために、できるだけ先にお伝えした時間内に済ます方がいいでしょう。

その音量大丈夫?アパートの隣人に迷惑かも?

洗濯機や掃除機だけでなく、テレビも「音がうるさい」と思われてしまう機器の1つです。

冬の時期であれば、部屋の窓を閉めている方が多いかと思いますが、夏であれば外の空気を取り込むために窓を開けている方もいらっしゃるでしょう。

先にもお話ししましたが、音は空気を通して伝わるので音量によっては「うるさい」と思われてしまう可能性もあります。

それから、次のことが当てはまる場合は、テレビの音量に気をつけましょう。

・聞こえが悪くなった
・テレビから離れたところにいるため、音が聞き取りにくいことがある
・テレビをつけたまま寝ている。

老化などによって聞こえが悪くなったり、テレビから離れたところから視聴したりしているのであれば、ついテレビの音量ボタンを押してしまいますよね。

しかし、音量によっては同じアパートで暮らす方の迷惑になっているかもしれません。

できる対策として、テレビに繋いで手元に置いておくスピーカーなどもあるので、こういったものを使用すると改善されることもあります。

また、テレビをつけたまま寝ることも、音量や環境によっては、近隣の方の耳に騒音として捉えられているかもしれません。

ただ単に音量が大きいからというケースもありますが、近隣の方の耳に入りやすくなるからという場合もあります。

近隣の方が就寝しようとすれば、その方の環境は静かになります。

そうなると、近隣の部屋でついているテレビの音が気になってしまうこともあるといいます。

しかし、眠る直前までテレビを楽しむ方もいらっしゃるので、テレビの視聴は何時から何時までと定めているアパートは少ないのかもしれません。

就寝時は近隣の方とご自身の睡眠を妨げないためにも、できるだけ音量を小さくしていただくとよいでしょう。

掃除機が迷惑な時間かも!それでも掃除したいときは?

これまで、一般的に掃除機・洗濯機は何時から何時まで使用しても問題ないといわれているのかをお伝えし、テレビの音についてもお話ししました。

しかし、生活リズムは人それぞれ違いますから、お伝えしたような時間に「掃除ができない」という方もいらっしゃるでしょう。

「夜中や早朝しか掃除機をかけることができないから」といって、アパートの近隣の方が寝静まっている時間に掃除をしてしまえば迷惑になることも十分に考えられます。

できるだけ静かに掃除をすることができれば、夜中や早朝でも掃除ができるかもしれません。

●フローリングワイパー

音は、床とシートがこすれる音がわずかに聞こえる程度ですが、ホコリや床に落ちている髪の毛などもしっかりキャッチしてくれます。

シートはウェットタイプとドライタイプの2種類があるので、ドライタイプでホコリなどを取ってから、ウェットタイプで拭くと綺麗になるでしょう。

●粘着カーペットクリーナー

粘着シートがロールになった粘着カーペットクリーナーも、静かに掃除するアイテムとして使えます。

フローリングワイパーはフローリングをメインに掃除することができますが、ラグマットの上などは掃除することができません。

粘着カーペットクリーナーであれば、カーペットについたゴミやホコリ・髪の毛などを取り除くことができますし、音も大きくありません。

「夜中か早朝しか掃除ができない」という方は、こういったものを使って掃除をし、休日などの時間に余裕があるときは掃除機を使用しましょう。

近隣の方と円滑な関係を保つために「音」に注意しよう!

アパートなどの賃貸で暮らすと、配慮しなければならないのが洗濯機や掃除機など大きな音のなる機器を使用する時間です。

その時間は、一般的に掃除機が8時から20時くらいまで、洗濯機が19時から22時くらいまでだとされていて、これは地域やアパートで暮らす方々の生活のサイクルによっても異なります。

もしも、夜中や早朝しか掃除機をかけることができないとなれば、フローリングワイパーや粘着カーペットクリーナーなど音の少ない掃除アイテムを使用するといいでしょう。