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アパートの水漏れ原因の見つけ方と対応、費用負担について!

2019.1.30

「アパートの水漏れ原因なんて見当がつかない!」

そんな方のために、できるだけわかりやすく、箇所別に水漏れの原因と入居者が費用を負担をする場合について解説していきます。

原因が分かれば、修理が必要な場合、誰が費用を負担するのかなどの無用な心配も減らすことができますし、応急処置によって被害も減らせます。

早速確認をしていきましょう。

アパートの水漏れ原因

水は、私たちの生活になくてはならないものです。

賃貸アパートには水道管が張り巡らされており、様々な原因で水漏れが発生します。

水漏れがなぜおこるのか、原因としては大きく分けて2つ考えられます。

◆水道管や設備の経年劣化

住居の間を張り巡らされている水道管も、時間の経過と共に劣化していき、場合によっては水漏れを起こします。

水道管に関しては、壁の中に埋まっている部分から漏れていることもあるので、その場合はプロの修理業者でも見つけるのが難しい場合もあります。

また、アパートでは上の階と下の会の間にも水道管が通っているので、天井から原因不明の水漏れが起こった場合は壁に穴を開けたりする場合もあります。

住居に備え付けられている設備に関しても、トイレ・キッチン・バスルーム・洗面所など、毎日使用するものですから徐々に劣化していきます。

◆人為的な破損、故障
人為的な破損、故障については、単純に外部からの衝撃を加えた結果破損する場合や、正しい設備の使い方をしなかったために起こる場合があります。

(例)
硬いものを便器に落として破損させてしまった。

キッチンの排水溝に固形物を詰まらせてしまった結果、水漏れした。

などです。

また、寒冷地では水道管の凍結防止ヒーターを付けていなかったため、水道管が破裂するなど、天候によって破損することもあります。

アパートで賠償費用が必要になる場合とは

◆修理費用について

アパートの水漏れ原因が分かったところで、気になるのは修理費用です。

賃貸アパートは、建物に関しては大家様の所有物で、入居者は借りているという立場になります。

そのため、入居している部屋の設備も、大家様の所有物になるというのが一般的な考え方です。

具体的に言うと、元々建物に備え付けられていたものは、大家様の負担になる場合が多いです。

(例)

入居前から設置されていた、ウォシュレットトイレの故障。
→大家様負担

入居後取り付けた、ウォシュレットトイレの故障。
→入居者負担

ただしこれはあくまでも経年劣化による場合です。

破損などの人為的なものに関しては、費用が必要になる可能性が高いです。

(例)
入居前から設置されていたウォシュレットトイレに、ものを落として破損させてしまった。
→入居者負担

このように、人為的な破損や故障については入居者負担になる場合があります。

では、どのような原因の場合、入居者負担になることが多いのか、よくある事例をみていきましょう。

トイレからの水漏れ原因と修理費用

水漏れは色々なところで起こりますが、困るのはなんと言ってもトイレです。

一日に何回も利用しますし、小さな子供やご年配の方がいれば一大事です。

アパートのトイレからの水漏れは、以下のような原因が多いです。

・水道管の異常
・水道管とタンクの接合部等のパッキンの劣化
・タンク自体のひび割れ、破損
・タンク内部のフロートなどの破損
・便器と排水口のズレによる水漏れ

入居者負担になりやすい、気をつけるトラブルとしては、タンク内部の破損などがあります。

昔からよくある節水方法として、タンクの中にペットボトルを入れるというものがあるのですが、実は危険な方法です。

使っている方も多いのではないでしょうか。

タンク内部でペットボトルが倒れて破損の原因になったり、タンクの排水弁を傾けさせて、水が出続けてしまうことなどが考えられます。

ペットボトルを入れることは、本来の用途とは異なることですので、修理費用を入居者の方が払うことになる可能性があります。

また、どうしてもトイレを利用したい場合は水漏れ箇所を確認し、トイレの排水に異常がないのを確認した上で利用しても良いでしょう。

その場合は、バケツに水を入れて便器に直接水を流しましょう。

便器は水が一定水位以上溜まれば、自然に流れていきます。

地震などで水道水の断水が起きたときも使えるので、覚えておくと良いでしょう。

排水に異常があったり、異物が詰まっている場合はうまく流れない上に被害が広がってしまいますので注意する必要があります。

キッチンからの水漏れ原因と修理費用

キッチンも毎日利用する場所なので、水漏れがあった場合は早急な対応が必要です。

キッチンからの水漏れは以下のような原因が多いです。

・水道管の異常
・水道管とタンクの接合部等のパッキンの劣化
・シンクの錆びにより穴が開く
・シンクと排水管の隙間からの水漏れ

などです。

入居者負担になりやすい、気をつけるトラブルとしては、熱湯を使用しての破損です。

賃貸アパートのキッチンに使われる排水管には塩ビ管が多く、耐熱性はそれほど高くありません。

熱湯を流すことで破損、変形の原因になります。

お湯を流す際は冷たい水で温度を下げてから流すようにしましょう。

また、キッチンは水漏れのほかにも、水の詰まりが多い箇所です。

よく詰まるものとしては、爪楊枝などですね。

排水口は臭気が上ってこないように、S字型になっているので、硬くて長いものはうまく流れずに詰まることがあります。

流された爪楊枝に食材のカスなどが張り付き、詰まりを発生させます。

自分でもできる解決方法としては、パイプクリーナーや洗剤を使うことで詰まりを取り除くことができます。

天井からの水漏れ原因と修理費用

戸建てと違い賃貸アパートは、上の階にも入居者が住んでいることが多いため、天井からの水漏れも発生します。

自分の部屋以外からの水漏れが原因なことが多いので、一番困る水漏れではないでしょうか。

天井からの水漏れは、以下のような原因が多いです。

・アパートの上の階との間にある水道管からの水漏れ
・上の階の設備からの水漏れ
・雨漏り

などです。

天井からの水漏れに関しては、入居者負担になることはほとんどありません。

自分の部屋の外からの水漏れは、自身では止めることができないことが多いので、被害が広がらないように落ち着いて行動しましょう。

対処法としては、まずは天井からの水をバケツなどで受け止めること、周りに高価なものがある場合は移動させておくことです。

水漏れで故障した電化製品などに、満足な保険金がおりるとも限らないので、できる限り避難させておきましょう。

その後、管理会社に電話して上の階の入居者に水を止めてもらいましょう。

上の階からの水漏れで怖いのは、時間差があることです。

上の階の方が気付かなかったり、長期間留守にしていたりして水漏れに気付かずいると、下の階に水漏れが広がっていきます。

また、退去時にトラブルに発展する可能性があるので、大した水漏れじゃなくても管理会社に必ず連絡をしておきましょう。

その他のアパートでよくある水漏れについて

◆洗面台
基本的な構造は、キッチンの流し台と同じなので気をつける点も同じです。

洗面台の排水管は細いことが多く、詰まりやすいので注意が必要です。

髪の毛はよく取り除くことや、ヘアピンを流してしまわないように気をつけましょう。

◆洗濯パン
洗濯機を置く洗濯パンも水漏れ、詰まりが多い場所です。

洗濯物は髪の毛や糸くずなど詰まりやすいゴミが多いからです。

仮に排水口に水が詰まった場合は、何十リットルという洗濯排水が一気に溢れることもあります。

洗濯パンの排水口も定期的に掃除しましょう。

◆ベランダ
洗濯物を干すことやガーデニングなどで、意外にゴミが溜まりやすいのがベランダです。

アパートでは、下の階の水漏れ原因にもなりかねません。

ゴミは掃除しないで居ると排水管を詰まらせてしまうので、定期的に取り除きましょう。

◆バスルーム
バスルームは湿気が多く、設備が劣化し易い場所です。

シャワーホースからの水漏れや蛇口からの水漏れなどが多いですね。

大家様の負担で修理してもらえることが多いので、管理会社に相談してみましょう。

加害者にならないために

賃貸アパートでは水漏れはよく起こることですが、原因はプロでもすぐに分からないことも多く、難しいトラブルです。

下の階にも住人が居た場合は被害が大きくなることもあり、多額の賠償金が発生する場合もあります。

水漏れの原因を知ることで、加害者になることも未然に防ぐことができます。

普段から清掃を心がけることで排水口の水の詰まりなどは取り除くことができますし、正しい設備の使い方をすることで水漏れの発生を抑えることができます。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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