カーテンは、部屋の中で重要な役割を果たしています。
引っ越しをしたときには、プライバシーを守るためにも最初にカーテンを取り付けます。
特にサイズの大きい、ベランダに出るためのテラス窓に取り付けるカーテンは、1番に取り付けたいです。
しかし、引っ越し先で今まで使っていたカーテンの長さが短かったり長かったりして、サイズが合わないことがあります。
ここでは、引っ越し先でカーテンのサイズが合わないときの対処方法を考ご紹介します。
ベランダに出るテラス窓の長さと幅はどれくらい?
ベランダに出るためのテラス窓の一般的なサイズは
幅:1,690mm × 高さ:1,830mm
幅:1,690mm × 高さ:2,030mm
幅:1,690mm × 高さ:2,230mm
の3種類の場合が多いようです。
高さについては、最大40cmも差があることになります。
これでは、引っ越し先でカーテンの長さが合わないとう事態も起こりそうです。
このことから、引っ越しで新しく住む部屋が決まったら、必ずカーテンを取り付ける窓のサイズを測っておきたいです。
もし、今まで使っていたカーテンの長さが合わない場合に、1番に考えられるのは、新しくカーテンを購入することです。
しかし、角部屋から角部屋に引っ越す場合などは、ベランダに出るテラス窓の他にも窓があります。
テラス窓用のカーテンだけを取り替えると、カーテンの柄が合わなくなってしまうということも考えられます。
さらに、カーテンの長さが合わない場合は、レースのカーテンも取り替えることになりますので、出費額も増えてきます。
引っ越しでかなりの費用を使いますので、できれば出費を抑えたいところです。
そこで、今まで使っていたカーテンを、そのまま利用することはできないかを考えてみたいと思います。
カーテンの長さがベランダに出る窓よりも長すぎる場合の問題点
まず、ベランダに出るテラス窓よりも、カーテンの長さの方が長すぎる場合はどうでしょうか?
欧米などでは、部屋をおしゃれに見せるために、わざとカーテンの長さを窓より長くすることもあるようです。
確かに、カーテンの質感によっては、カーテンの裾が床に広がるように着くことで、部屋全体がおしゃれに見えることもあるでしょう。
また、冬は冷気を防ぐことができて、部屋も暖かくなりやすいでしょう。
しかし、デメリットが多いのも確かです。
カーテンの裾が床に広がるように着くことで、考えられるデメリットは
・カーテンの裾を踏んでしまう可能性があり、転倒すると危ない。
・カーテンが汚れやすくなる。
・カーテンが擦れて傷みが早くなる。
・カーテンの裾にホコリがたまり、掃除が大変。
などが考えられます。
特に、カーテンの裾が擦れて、裾が破れたり傷んだりすると、買い直さないといけなくなります。
それなら、最初からサイズの合う新しいカーテンにしておけば良かったということになってしまいます。
以上のことから、カーテンの長さが窓のサイズよりも長すぎるのは避けた方が良さそうです。
カーテンの長さがベランダに出る窓より短かすぎる場合の問題点
ベランダに出る窓よりもカーテンの長さが短かすぎる場合はどうでしょうか?
数センチカーテンの長さ短いだけなら、掃除もしやすいし、ホコリも気にしなくてよさそうです。
しかし、カーテンが短すぎる場合には色々なデメリットが考えられます。
カーテンにはプライバシーを守る役割だけでなく、防寒や断熱の役割もあります。
また、レースのカーテンは夏の強い日差しを和らげてくれます。
このことから、カーテンが短かすぎる場合に考えられることは、
・冬は窓からの冷気を防ぐことができない。
・暖房をつけていても部屋がなかなか暖かくならない。
・冬は窓に結露が付きやすくなる。
・部屋を暗くしないと眠れない人は、外からの明かりが入ってくるので安眠できない。
・夏は必要以上に朝早くから部屋が明るくなる。
などがあります。
特に問題なのは、冷気は下へ下へといきますので、カーテンが短いと冷気が入ってきて、部屋が暖かくならないことです。
そうなってくると、暖房もフル回転になり、電気代も高くなってしまいます。
また、テラス窓に結露が付きやすくなることで、カビの原因にもなってしまいます。
やはり、カーテンは長すぎても短すぎても問題点が多いようです。
窓のサイズに合ったカーテンを購入するのが1番良さそうですが、今まで使っていたカーテンを使いたい場合もあります。
そこで、今まで使っていたカーテンのサイズが合わなくても、使えるようにできないかを考えてみたいと思います。
カーテンの長さがベランダに出る窓より長い場合のサイズ調整
ベランダに出るテラス窓よりもカーテンの方が長い場合に、手軽にカーテンの長さを短くする方法を考えてみます。
まず、カーテンの長さが少し長い場合には、カーテンのフックについているアジャスター機能を使います。
ドレープカーテンの場合は、プラス4cmからマイナス1cmの範囲で長さを調整できます。
レースカーテンの場合は、マイナス4cmからプラス1cmの範囲で長さを調節することができます。
カーテンの長さがテラス窓よりも長すぎる場合は裾上げをすることになります。
1番簡単なのは、安全ピンでカーテンの裾をとめていく方法です。
この方法は、安全ピンを使ってドレープの折り目の部分を縦につまんでとめるだけなので、簡単にできます。
長さを元に戻したいときも、安全ピンを外すだけなので簡単です。
安全ピンが見える部分を少なくするためにも、裏からとめるとよいでしょう。
次に考えられるのは、カーテンの裾を縫う方法です。
裾上げしたい長さを決めたら、アイロンで折り目をつけてから縫います。
ミシンで縫うほうが手縫いにくらべて楽にできますが、元に戻すときに時間がかかってしまいます。
手縫いでカーテンの裾をあげる場合は、カーテンは生地が厚いので、全部縫うのは大変そうです。
そこで、安全ピンを使うときと同じように、ドレープの折り目の部分を縦につまんで、必要な所だけを縫っていきます。
カーテンの長さがベランダに出る窓より短い場合のサイズ調整
カーテンの長さがベランダに出るテラス窓よりも短い場合はどうしたら良いのでしょう。
はじめに、カーテンの長さがテラス窓よりも数センチだけ短い場合を考えてみます。
この場合は、フックを変えることで、比較的簡単に対策ができる方法があります。
まず知っておきたいのは、カーテンのフックにはAタイプとBタイプがあるということです。
Aタイプはカーテンレールを隠さないタイプで、Bタイプはカーテンレールを隠すタイプです。
今ついてるフックがBタイプであれば、それをAタイプに変えることでカーテンが下がり、長くして使うことができます。
さらに、アジャスターの付いたフックを使うことで、4~5cmは長くすることができそうです。
次に、カーテンがベランダに出るテラス窓よりも短すぎる場合の対処法を考えてみます。
まず考えられるのは、カーテンの裾の折り返し部分をほどいて、カーテンを長くして使う方法です。
しかし、カーテンの裾をほどくのは難しいですし、ほどいた後、また縫わなくてはいけません。
これでは時間もかなりかかって大変そうです。
そこで、もっと簡単にカーテンの裾を長くする方法として、カーテンの裾に布を継ぎ足すということが考えられます。
この場合、無地のカーテンであれば継ぎ足す布を見つけやすいでしょう。
しかし、柄がある場合には、柄を合わせることが必要になってくるので、継ぎ足す布を探さないといけません。
長さ調節が大変なときは思い切って新しいカーテンを購入
カーテンの長さを窓のサイズに合わせる作業は、なかなか大変そうです。
・今まで使っていたカーテンが大変気に入っていて、どうしても使いたい。
・出費を抑えたい。
という場合を除いたら、思い切ってサイズの合う新しいカーテンを買うのも1つの方法です。
引っ越しが多い人は、次の引っ越し先で、今まで使っていたカーテンが使えることもあります。
処分しないで大事に保管しておくと、良いでしょう。
また、新しく買ったカーテンが、次の引っ越し先でも使えることもあります。
もし、新しくカーテンを購入することになったら、窓のサイズを測ってから買いに行きます。
ベランダに出るテラス窓の測り方と、カーテンを選ぶ場合のサイズの目安をご紹介します。
「丈」はカーテンレールのランナーの下から床までを測ります。
カーテンのサイズは、測った寸法のマイナス2cm程度の長さのものを選ぶと良いでしょう。
「幅」はカーテンレールの長さを測ります。
カーテンのサイズは、カーテンレールの長さプラス10~30cmの幅のものを選ぶと良いでしょう。
カーテンの長さが合わないときは、自分に合った方法で快適な生活を!
部屋の中で1番大きい窓、ベランダに出るテラス窓用のカーテンは重要な役割を持っています。
もし、引っ越し先でカーテンの長さがテラス窓に合わないということになった場合には、状況に合わせた対応が必要です。
窓とカーテンのサイズを合わせることで、快適な生活を送ることができます。
そのためにも、自分に合った方法で対応をすると良いでしょう。