部屋の防音対策!ドアの隙間を埋めるなどの対策法

特に賃貸に多いのが、騒音トラブルですよね。

人の話声や、足音、ドアの閉まる音など、数えたらきりがありませんが、これらの生活音は部屋にいると毎日聞こえてくるものです。

一度鳴り出したら、常に気になってしまうという方も多いでしょう。

また、自分が出す音というものも、周囲にどう思われているか気になるものです。

そこで今回は、主にドアの防音対策についてご紹介していきます。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

玄関ドアから伝わる騒音が気になる!

室内のドアよりも、外と直接繋がる玄関ドアは、周囲からの音も部屋に入ってきやすいものです。

防音性に優れた物件であっても、意外に玄関ドアには防犯処置が取られていないものも多いです。

そのため、外からの騒音に悩まされている方も少なくないかと思います。

そもそも、玄関から伝わる音はどれほどなものかご存知でしょうか。

防音対策をご紹介する前に、まずは玄関ドアに伝わる音についてご紹介していきましょう。

特に賃貸物件などの集合住宅の場合、隣人や周囲の部屋から漏れる音が、玄関ドアを通じて聞こえてきてしまうということはよくあることです。

共用部分の廊下で立ち話をされた場合には、隔てるものは玄関ドア一枚ですから、話声もダイレクトに聞こえてしまいます。

また、他人の部屋の中の音が玄関を通じて廊下に響き、自分の玄関を通じて響いてしまうこともあります。

更に、大きな道路や線路に面している物件の場合、車や電車の走行音などの騒音は常に聞こえてしまう状況になります。

立地や環境によって、外部の騒音は大きく異なります。

このような状況では、静かに眠ることも、くつろぐことも難しいかもしれません。

では、玄関ドアはどのように防犯対策を行うのがいいのでしょうか。

部屋の防音対策!玄関ドアの隙間を埋める?

玄関から、周囲の音が漏れてくるようなら、まずは隙間を無くすことから始めてみましょう。

玄関のドアは、きちんと閉めていたとしても、上下左右に若干の隙間が空いています。

防音ドアであれば、この隙間が空くことなく、しっかりと密閉されていますが、そうでないドアの場合は、気密性が低く若干の隙間が空いてしまうのは避けられません。

また、玄関ドアの枠には、パッキン(エアタイトゴム)という緩衝材が取り付けられています。

このゴムは、長年の使用により伸縮などの劣化を起こし、更に隙間を広げてしまいます。

隙間ができてしまうと、騒音だけでなく、冷気や害虫なども侵入してきてしまうことでしょう。

もし、ご自分が住んでいる部屋の玄関ドアのゴムが劣化していたのなら、これを交換することは、防音対策としての効果が期待できます。

また、パッキンのゴムは一般的に、ドアの枠の溝に合わせてはめ込むものが多いです。

ですので、新しいゴムさえあれば、自分で交換することも可能です。

古いゴムを剥がしたら、溝の深さ、ゴムの幅を計測し、それに合った新しいゴムを購入しましょう。

ただ、ぴったりとはめ込むことができず、表面が凸凹になってしまうと、ドアの開閉に影響が出る可能性もあるので注意が必要です。

また、ご自分で、交換が難しいと感じたら専門業者に頼むという方法もあります。

その場合、工賃費として5千円から1万円程度が相場となるでしょう。

玄関ドアに壁用の防音シートで防音対策

続いて、玄関ドアの防音対策としておすすめしたいのが、「防音シート」の貼り付けです。

防音シートの主な使用目的は、壁から聞こえる騒音の対策としてですが、玄関ドアにも使用は可能です。

使う際は、ご自分の部屋の玄関ドアのサイズに合わせてカットし、貼り付けるだけです。

ただ、防音シートと言っても様々な種類や厚みがあります。

ある程度の効果を期待するのでしたら、厚みは1.5mmほどは欲しいところですね。

また、素材選びも重要です。

防音シートの中には、グラスウールや鉛を使ったものがあります。

ただ、鉛は非常に重いため、ドアの蝶番に負担をかけてしまう恐れもあります。

防音シートを貼り付ける際は、素材の重さや厚さに注目してみましょう。

また、「お金をかけずに防音対策をしたい!」という考えであれば、「ダンボール」や「発砲スチロール」も効果があります。

見栄えはよろしくないかもしれませんが、騒音の応急処置として使ってみてもいいかもしれないですね。

最も効果あり!?玄関ドアをまるごと交換

最も効果的であるのが、防音性の高い玄関ドアへ交換することです。

防音性の高いドアというものは、構造や材質により内部に遮音材が詰まっていているので、音を通しにくくなっています。

高い防音性を持つ玄関ドアに交換するだけで、騒音30dB(周囲の雑音)程度は緩和できるとされています。

また、隙間をなくし、気密性も高まることで断熱性も高くなります。

ただし、ドア本体をまるごと交換となれば、ドアの料金、撤去費用、工賃費がかかることになります。

防音ドアの価格は、物によって異なりますが、大体20万円~とされています。

さらに、撤去費用、工賃費を含めると+5万円ほどはかかるものと思ってください。

しかし、防音性を高める意味では、上記にご説明した防音対策の中では最も効果が高くなるでしょう。

防音性の高い玄関ドアに変更するだけで、部屋の中も静かに快適に過ごすことができますよ。

可能であれば、検討されてはいかがでしょうか。

ドアの隙間を埋める!「隙間テープ」で部屋の防音対策

防音対策ができるのは、玄関ドアに限りません。

室内のドアをよく見てみてください。

玄関のドアよりもさらに大きな隙間が空いていませんか?

このドアの隙間から、周囲の音が入ってきてしまうことがあります。

実は、この隙間を埋めることで、簡単に防音対策になるのです。

この方法は、寝室部屋などに有効ですね。

そのときに使うアイテムが「隙間テープ」になります。

この隙間テープは、ホームセンターでも、100円ショップでも手軽に購入することができる上、取り付け方も非常に簡単です。

使い方は、使用する分だけをテープのように延ばしカットして、隙間に貼り付けるだけです。

隙間テープは、幅3~4センチほどのテープ状に巻かれ、表面はクッション性のあるスポンジのような素材でできています。

また、裏面のフィルムを剥がすと粘着性のあるシールになっているので、わざわざ自分でのり付けする必要もありません。

ただ、ドアの隙間といっても、各部屋のドアはそれぞれ隙間が異なることもあります。

あらかじめ幅を計っておき、ドアにぴったり貼れるのか、確認をしておきましょう。

せっかく隙間テープを貼ったとしても、隙間が埋め切れなかったり、開け閉めしているうちに、剥がれてきてしまっては効果がなくなってしまいます。

ですが、部屋の防音性を高めるといった意味では最も手軽で簡単に行える方法の1つです。

ドア以外でできる部屋の防音対策!

ここまで、ドアの防音対策について主に取り上げてきましたが、防音対策できるものは、ドアの他にもたくさんあります。

最後に、部屋の中でできる防音対策方法についてご紹介していきましょう。

・遮音カーテンを付ける

窓からの騒音に悩まれている方におすすめな方法です。

取り付け方も、一般的なカーテンと同じ方法ですので、簡単に取り付けが可能です。

・防音シートを壁に貼り付ける

先ほどご紹介した、防音シートですが、本来は壁に貼り付けるものです。

ですから、壁に張り付け周囲からの音を遮断してしまいましょう。

ホームセンターやネットでも手軽に購入することができます。

また、防音性だけでなく、夏場の暑さや冬場の寒さ対策にも効果があります。

・防音マットを敷く

騒音が聞こえてくるのは、ドアや壁だけではありません。

音が伝わるのは、あらゆる面に振動が伝わることが原因の1つです。

つまり、床に防音マットを敷くことでも、防音対策には効果があります。

防音マットを敷けば、周囲からの音を吸収し、更に自分の足音も吸収してるので、あらゆる防音効果を発揮してくれます。

防音対策を行って快適な部屋作り

防音対策についてまとめてみましたが、いかかでしたか?

特に玄関というものは、直接外と繋がる部分でもあります。

周囲からの音が気になるという方は、玄関ドアの防音対策をすることで大いに効果があります。

他にも、防音対策としてできる方法はたくさんありますから、挑戦してみてくださいね。