窓からの冷気対策をどうするか?寒くなる前に考えよう!

冬のお部屋の中を効率的に暖めるためには、窓からの冷気を防ぐ対策を考えることが重要です。

夏が終わり涼しくなると、すきまから入ってくる風や窓から伝わるヒンヤリとした空気が気になってきます。

冬になって本格的な寒さを迎える前に、窓を中心とした冷気対策を考えなくてはなりません。

いくつか例を挙げて考えていきます。

窓からの冷気対策!①プチプチを使用する

窓からの冷気対策の定番は、「気泡緩衝材(以下プチプチ)」を貼ることです。

しかし、もともと梱包材として使われるプチプチは、フィルムシートが片面しかないため、確実に冷気を遮断する効果を期待できるわけではありません。

専用の冷気対策シートとしてオススメするのは、以下です。

・二トムズ:窓ガラス断熱シートフォーム 2PE1600 90×180cm×2本

・参考価格 ¥1,440(税込価格)

シートを貼る際に用意するものは、水とカッターですので「誰でもお手軽」にできます。

窓の冷気対策用に作られた両面フィルムシートは、互いのフィルムの間にあたたかい空気の層を作り、効率的に熱を遮断します。

お部屋の暖気が外に逃げるのを防ぐので、冷気特有のヒンヤリとした感じが少なくなります。

また、専用シートならではの仕上がりの美しさもオススメポイントです。

そして、さまざまな窓枠のサイズにも対応できるよう、自由にカットして使えることもメリットです。

しかし、梱包材に使われるプチプチは、お金をかけないやり方としては定番ですが、専用品の性能の高さにはかないません。

窓からの冷気対策!②100円ショップのグッズを使用する

「窓からの冷気を遮断して、少しでもお部屋の中を暖めたい」と思ったら、まずは100円ショップで売っている商品から試してみることをオススメします。

窓に貼って使える商品として、梱包材として使われるプチプチのような断熱シートがあります。

例えば、60cm×45cmでかわいいプリントがされているものもあります。

サイズや柄は何種類かあります。

吊るして使う商品としては、やはりカーテンがオススメです。

掃き出し窓のような大きなところに使えそうな、ビニール傘のような生地(色は、透明と白)でできたカーテンがあります。

縦の長さが230cmくらいあるものであれば、カーテンと床の隙間からの冷気を遮断することに適しています。

小さい窓に使うことに適したものでは、アルミ素材でできたカーテンがあります。

これは、窓とカーテンの間に付けて使います。

上部にハトメが付いているので、安全ピンなどを通して連結させて使うことができます。

しかし、カーテン類には、安全ピンやS字フックなどが付属していないので、自分で用意する必要があります。

他には、窓の室内側に立てかけて使用するシートがあります。

これは主に、窓の下からのすきま風を防止して、冷気を防ぐための商品です。

また、窓から入ってくるすきま風を防げる、すきまテープもあります。

専用品に比べたら、素材や幅のサイズなどの種類は少ないですが、サイズが合えば使用できます。

窓からの冷気対策!③カーテンを工夫する

窓からの冷気とすきま風を遮断するには、カーテンを工夫する必要があります。

冬の窓に取り付けるカーテンを購入する際は、厚手で裾の長いもので、さらにワンサイズ大きめのものを選ぶことをオススメします。

レールに付ける時は、上部は隙間が出ないように、下部は床にピッタリ着くぐらいの長さになるように、アジャスターフックでうまく調節をしながら取り付けます。

そうすると、カーテンの上下から入ってくる冷気を遮断することができます。

ポイントは、冷たい空気は下に流れるので、カーテンの長さで隙間を作らないようにすることです。

また、カーテンボックスを付けることも、冷気対策に繋がります。

これは、本来、カーテンレールを隠すことが目的ですが、カーテンレールの上部を覆うことにより、窓からの冷気が部屋の中に進入することを防ぐことができます。

窓からの冷気対策!④すきまテープを使用する

また、窓のわずかな隙間を防ぐためには、すきまテープを使うことが効果的な冷気対策に繋がります。

テープの種類には、スポンジのものや、スポンジ部分が刷毛のようになっているもの、ゴムのような素材でできているものなど、素材・色・長さにおいて様々な種類があり、数百円から販売されています。

両面テープが付いているので、長さに合わせて切って貼るだけで済みます。

色々な種類があるため、どんな窓にも対応できることが大きなメリットです。

ただし、すきまテープの幅を間違えると、窓枠の隙間が埋まらないので、すきまテープを購入する前に窓枠の幅を確認する必要があります。

また、すきまテープは少しずつ劣化していきますので、定期的に張り替えることも必要です。

しかし、窓枠に貼るだけの簡単な作業で、すきま風を防ぎ冷気を遮断できるので、お部屋を暖めるアイテムとしてかなりオススメです。

冷気対策をしながら思わぬ効果も期待できる!

ご紹介してきたようなアイテムを使うと、窓の冷気対策をしながら、同時に様々な効果を得ることができます。

例えば、窓にプチプチを貼れば、気になる外からの視線の「目隠し」にもなります。

窓の冷気対策専用の商品として販売しているものには、かわいい柄やおしゃれな模様が入っているものもありますので、そのような商品を選べば、お部屋は暖かくなり目隠しもでき、一石二鳥の効果が期待できます。

また、すきまテープは、ゴムやウレタンなどの特殊な素材でできているため、吸音性があります。

普段生活していて、外から聞こえてくる音や家の中から出してしまう音は、わずかな隙間から漏れ伝わってしまっています。

隙間テープを使うことにより、これらの生活音を防ぐことにも繋がります。

併せて、厚手でカーテンレールがしっかり覆えるタイプのカーテンを取り付ければ、より一層の防音効果が期待できます。

窓の結露を防ぐ商品にはどのようなものがある?

ところで、窓の冷気対策をしてお部屋を暖めることができても、窓が結露してしまっては困りますよね。

結露をなるべく防ぐものとしては、窓ガラスに貼って使用する断熱シート(プチプチ)専用の商品の中で、商品名に「プラス結露防止」となっているものがオススメです。

こうしたものを選べば、結露の抑制効果が期待できます。

また、断熱シート(プチプチ)と併用して使えばより効果的なものとして、ニトムズ:サッシ枠断熱テープ40 〔E0301 2mm×40mm×7m 参考価格¥714(税込価格)〕があります。

こちらの商品は、窓のサッシ枠に貼って、落ちてくる結露を防ぐための商品です。

テープ幅は、40mmと16mmがあり、色もシルバーとブロンズとホワイトがあるので、サッシの色に合わせて使えます。

また、ドットなどの柄が入った商品もあり、デコレーションをして楽しむこともできるでしょう。

結露させないために重要なことは「換気」ですので、結露を完全に防ぐことは難しいですが、窓の冷気対策をしながら結露を防ぐ商品として使用するにはいいと思われます。

本格的に寒くなる前に窓の冷気対策を考える

プチプチを使うと、材料費を抑えて窓の断熱ができるだけでなく、目隠しや結露対策などの効果まで期待できます。

まずは、100円ショップの商品を使って効果を実感できましたら、専用品を使用してみることをオススメします。

プチプチと他の商品とを併用して窓の冷気対策をすれば、ヒンヤリすることなくお部屋の中を暖かく過ごせるでしょう。